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映画【ブレット・トレイン】感想

監督:デヴィッド・リーチ
主演:ブラッド・ピット
日本の作品原作のハリウッド映画化という作品ということだけど、事前情報なしで見た感想を書いていきます!未視聴の方はブラウザバック推奨!

あらすじ

世界一不運な殺し屋「レディ・バグ」(ブラッド・ピット)。
「ブリーフケースを盗んで次の駅で降りる」という簡単な仕事を請け負ったはずが、なぜか電車には乗ってるのも乗ってくるのも殺し屋ばかりで次々と命を狙われてしまう。果たして無事ミッション完遂できるのか!?

感想

回想しながら電車に乗るまでの各キャラクターの事情や因縁が明かされていく演出が設定の把握がしやすく、ストーリーに無理なく入り込めた。

海外から見た「なんちゃって日本」

ヤクザのモブがやたら刀を装備していたり、序盤の舞台の東京が出てくる場所がやたらネオンな見た目で突っ込みながら笑ってしまうシーンが多い。ネオンな見た目については、街だけじゃなくて電車を待つホームまでネオン街のような見た目につくられてて「実際はそんな所まで綺麗じゃないよ!」と突っ込みたくなったが、出てくる場所全てがおしゃれなので目を楽しませてくれる。
(サイバーパンク2077とか海外作品で出てくる日本ステージでこういう描写多いなぁと感じるんですが、それほど東京の夜の歓楽街の雰囲気が海外の人にも刺さるってことなんだなぁとも思った。)
あとはJRで「ファーストクラスこちらです」のセリフがあって、聞きなれなくてグリーン車かな?と思ったけど調べたら存在することに驚く。

圧巻のアクションシーン

レモンとミカン、いいよねえ。
幼い時から双子のように育ってきて、ずっと一緒に仕事をしてきた相棒同士。性格は頭脳派・行動派で真逆で、掛け合いが面白い。
中盤まではレディ・バグとブリーフケースをめぐってライバル関係にある。
レモンは機関車トーマスオタクで、出会った人物を機関車トーマスのキャラに例えて話してくるんだけど、、レモンがプリンス(ジョーイ・キング)の正体を見抜いて、黒いディーゼル車のシールを背中に貼ってミカンに警告する→通じるってシーンがめっちゃ好きだった。これはこの2人しかわからんよ!
終盤の展開で、片割れが死んだと思った時に出てくる激情がエモかったし、そこからグッとこらえて生き残ったメンバーで協力するシーンは胸が熱くなった。

主人公の不運っぷりが応援したくなる

不運が重なってミッション完了してもなかなか電車から降りれない、
挙句の果てには、登場してくる殺し屋たちが何かしら死神の恨みを買っているキャラなのに対し、主人公に関しては「本来の引受人が病欠で代理参加」で命を狙われるという不運っぷり。それでも悲壮な感じじゃなくて、トラブルに面白おかしく対応して生き残ろうと奮闘する様子が見ていて気持ちいいし、なんか応援したくなる。

不運な主人公と運命に復讐する白い死神(マイケル・シャノン)という構図。
主人公の通称「レディ・バグ」は日本語で「テントウムシ」で、テントウムシの七つの斑点は不幸を背負うことで周囲を幸せにしている~という感じの比喩のセリフが印象に残った。
いろんな不運を抱え込みながら立ち向かう姿をみていて、
なんか今悩んでることも大したことないかも、という勇気がもらえたり、気が楽になれるかも 心に元気をもらえるような作品でした!


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