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理系ベンチャー企業がスキンケアブランドを作る理由②

前回までのおはなし 
理系ベンチャー企業がスキンケアブランドを作る理由①

◆思わぬ展開

前回の投稿で、化粧品業界のこと、化粧品のことを知らなかったからこそ
無謀にも「化粧品(Seleia)」の開発に着手した、といった趣旨の話をしました。

これはもう書いた通りのお話でして、「化粧品とは何なのか?」を理解し、業界で成功することの難しさを経験していれば、利己的で苦労を厭う私は、間違いなくこの分野に手を出すことはなかっただろうと思っています。

しかし、この無知がかえって幸いしたのかもしれません。
毒があると分かっていたら、キノコやフグがおいしい食材として広まることはなかった・・・みたいな話がありますがやむにやまれず、何となくやってみたことが思わぬ展開を見せる、ということは割とよく聞く話です(そんなことない?)。

無知ゆえに食材として広まった・・・?

◆理系ベンチャー企業がスキンケアブランドを作る理由②

前回、「なぜ私たちは化粧品を開発するのか?」という問いに対して、
「技術者であるから化粧品開発に取り組んだ」と大層なことを言ってしまいましたが、今回、第二の理由として「化粧品のことを知らないから化粧品開発に取り組んだ」を挙げたいと思います。
いい加減なことを言う奴だなあ・・・と思われるかもしれませんが、まあ世の中そんなもんです。

ところで、大手の化粧品メーカーは、どのように新しい化粧品の開発に取り組んでいるのでしょうか?

もちろん、そのようなメーカーに勤務した経験がないので詳しいことは知りませんが、専門的なマーケティング部隊がいて、練りに練った商品企画があって、化学系やバイオ系を専門とする開発者がその企画に沿った化粧品を調合したり、安全性を試験したり、試行錯誤しながら開発しているのではないでしょうか。
一方で、プロのデザイナーが容器や箱のデザインを行い、広報部が有名女優を起用したCMを制作し・・・と多くの人とお金と時間を注ぎ込んで商品化を行っているのではないかと思います(違いますか?)。
ついでに言うと、昨今は、様々な面で規制が強化されていますので、そうした新しい商品を生み出す苦労は以前に比べて大きくなっているものと想像します。

幸い、私たちの会社は「大手」ではありませんので、そのような縛りからは比較的自由に活動できます(お金はないけど・・・)。別に自分たちを卑下して言っているわけではありません。
新しい商品を生み出すためには、ある程度の「自由」を許容することが必須であって(そうじゃありません?)、そういった意味で私たちは恵まれているのではないかと考えているわけです。もちろん、私たちなりに慎重に、遵法精神をもって活動はしていますよ。

自由な発想で新境地へ

◆化粧品って、基本的に「塗る」ものですよね?

化粧品の種類や歴史を調査したわけではないのですが、私の家族や知人が使う様子を見る限り、「塗る」以外の使い方をするものを見たことがないような気がします。
この単純な事実すら理解していなかったわけですが、使用法を「塗る」という行為に絞られると、新商品はすなわち新成分ということになります。
新成分の開発ならばお手上げですが、化粧品のど素人が化粧品業界で新商品を開発するチャンスは、この限定的な使用法にありました。

化粧品は「塗る」ものでした

◆全く新しい「塗らない」化粧品

私たちは、医療用途での製品化を目指して、痛くない注射針としてのマイクロニードルの研究を続けています。
特に、注射用ということで、マイクロニードルに貫通孔(針を貫通する小さいあな)を形成する技術を磨いていたわけですが、この研究成果をヒントに、貫通孔のあるマイクロニードルを化粧品に適用すれば全く新しい化粧品になるのではないかと、思い至りました。
すなわち「痛みなく刺す&注入する」化粧品です。これは新しい!新しい用法ゆえに、大手様も迂闊に手を出せないだろう!!どうだっ!!!

全く新しい「塗らない」化粧品

◆従来品との違い

なお、「刺す」だけの化粧品には先行品があります。
多くの化粧品メーカーがパッチ式の自己溶解型マイクロニードル化粧品を展開しています。これらも、もともとは医療用の貼り薬として研究されていたコンセプトを援用して考案されたもののようです。
パッチ式の場合、マイクロニードル自体が皮膚に浸透させたい目的物質を含んだ、ヒアルロン酸を中心とした成分で構成されています。
皮膚に刺すために必要な強度を確保し、なおかつ、溶解する成分としてヒアルロン酸を選ばざるを得ないのです。
※「刺す」化粧品が一定の認知を得ていたことが、Seleia商品化の困難をいくらか和らげたのは事実だろうと考えております。(小文字)

◆画期的なノック式ペン型マイクロニードル

私たちはこれをさらに発展させて「痛みなく刺す&注入する」ができる、ノック式ペン型マイクロニードルを考案しました。
目的物質を選ばない、つまり液体であれば、どんな化粧品でも適用できるという画期的な商品です。・・・画期的ですよね?
なんてったって、パッチ式では実現できなかった美容成分であっても、マイクロニードル化粧品に変身させちゃうのですから。

いやいや、画期的だ!って、お前たちは勝手に騒いでいるけど、独りよがりじゃないか?と、疑問の声も当然ながら上がりました。
というわけで、化粧品業界の人たちに見せたらどんな反応をするだろうか? おっかなびっくり、未知なる美容業界を行脚し始めたのでした・・・

画期的なノック式ペン型マイクロニードル

次回、どんな反応があったのか?商品化にあたって苦労したことは?、そのあたりの話を中心に投稿したいと思います。
ここまで読んでくださった皆様、誠にありがとうございます(•ᵕᴗᵕ•)⁾⁾

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