理系ベンチャー企業がスキンケアブランドを作る理由①
なぜ私たちは化粧品開発をするのか
◆技術者の定義
Seleia開発担当のHと申します。
唐突ですが、私たちは技術者であります。
長年、家電系メーカーで新商品の開発や改良に励んできました。
ノートパソコンの設計とか、プリンターや通信機器の開発とか、
図面を描いて、試作して、検証をして、もう一度試作して・・・
といったことを繰り返してきました。基本的には、モノ(づくり)
に対する好奇心を燃料に、新商品の開発にチャレンジする種族です。
メーカーの技術者は、簡単に故障したり、ユーザー様に怪我を負わすようなものを世に出すわけにはいかないので、安全性や信頼性にはとても気を遣います。SNS大隆盛の昨今は、特に気を遣います。根が杜撰な人間であっても、いずれ最大派閥である「慎重派」に与するようになります。
また、商売の基本は安く仕入れて高く売ることですから、常に「低コストかつ高性能なもの」を作ることが求められます。矛盾する要求に対して絶えず頭を悩ませ、上司に尻を叩かれながら、何とかこの連立方程式を満足する答えを見つけようともがき、少しずつ知恵を身に着け、経験値を高めていきます。その過程で、時には自分の専門外にも足を踏み入れます。専門外の文献を渉猟し、いつの間にか専門外が専門に、ということもあるくらいです。
◆商品開発とは
商品開発は、たいていの場合思い通りに進みません。ひとつには、自然現象を相手にしているからだと思います。例えば、温度が上昇すると大抵の材料は膨張します。その影響で、機器の性能が低下したりすることもあります。
設計の段階では想定していなかった問題がそこかしこに潜んでいます。
でも、想定外の事態が起こったから開発は遅延しますと言うのは、サラリーマン技術者的には躊躇われます。ですから、開発活動を何度か経験すると、迂闊なことは話さなくなります。世の中には確定的にいえることなどほとんどないと悟るからです。だから技術者は、おしなべて口数が少なく、ノリが悪く、つまらない人間が多いように見えるかもしれません。それは、雷や嵐に遭い、畏れ、沈黙するのに似ている・・・と言うと大袈裟ですね。
◆改めて、なぜ私たちが化粧品の開発をしているのか?
と問われれば
「私たちが技術者だからです」と答えたいと思います。化粧品に求められるのは、主に「効果的である」こと、「安心して使える」ことなどです。
慎重で、多少の知恵を持ち、信心深い技術者だからこそ、私たちには化粧品を開発する資格があると考えます。技術者が化粧品開発に取り組むからこそ、安全で信頼性が高く、高性能な商品を生み出すことができるのだと思います。技術者思考が備わっていれば、どんな開発テーマにもチャレンジできます。
◆無謀な試み?
とはいえ、当社にとって化粧品業界への参入は初めての試みです。偉そうに「技術者だから化粧品開発する資格がある」と述べましたが・・・日頃より技術者の地位向上を願うあまり、のっけから力み過ぎました、スミマセン・・・生まれて此の方、化粧品を一度も使ったことがなく、化粧品とは何なのか?という素朴な問いすら立てたこともないオジサンに、本当にそんな無謀なことができるのか?疑惑のまなざしを向けられながら、ぎこちなく、恐る恐る、手探りしつつ、名前も最終形のイメージもない商品の試作に兎にも角にも着手しました。今思えば、業界のことを知らなかったからこそ、無謀にも取り組むことができたのだと思うのですが、、、その顛末はまた次回に述べたいと思います。
🌸メディア掲載情報🌸
※一部抜粋(詳細は各リンクへ)
■Mi-mollet(ミモレ)
■ビューティープレスマン
■WWD
■MAQUIA ONLINE
■美ST ONLINE
■STORYweb
■VOCE
■ハルメク
■カラダクリアー
■つやプラ
■美的.com
■MAQUIA ONLINE
■ar web
■Safari online
■Yoi
■marie claire(マリ・クレール)
■FRaU web
■OurAge
■大人のおしゃれ手帳web
■VOCE 👈 NEW!
それでは、最後までご覧いただき誠にありがとうございました🙏
Seleiaはみなさまの肌の悩みに寄り添いお役に立てるよう努めてまいります。今後のSeleiaの進化にぜひご期待ください。