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夜のともしび

大雨対応のため、私はここ数日、緊急呼び出しの連絡を頻繁に受けていて、そのたびに作業着に着替えて家を飛び出すという事を繰り返している。

長期休暇中のため、いつものメンバーが集まらず勝手知ったる古株の方にヘルプをお願いした。
当たり前だけれど、行動に迷いが無いし、黙々と自分の仕事をする姿はどっしりとしていて頼りがいがある。

私は私なりの出来ることをする。

久しぶりに古株氏と会話をした。
どうも、よく言われるのだが(苦笑)、私は報われていないらしい。それがどういう意図で発言されているかは、どうでもいいのだけれど。

深夜の作業終わりに、構内を1人歩く。

出来ない事は圧倒的に多い。
昔なら。
人と比べて、地の果てまでも落ち込んだかもしれない。技術屋では無い私。

ただ、報われるとか結果がどうこうとか、そういうのは、本当にもういいのだ。
下手だ。色々と。頼りがいもない。

長い時間をかけたが、きっと私は60点に達したか達していないかだろう。
でも、誰もがそれなりなのだと思えるようになったので、落ち込みを引きずる事が無くなった事は、まあ、良かったのかなと、思えた夜の灯。
コンビニでお茶を購入、1人車の中で飲む。

燭を背けては 共に憐れむ 深夜の月
花を踏んでは 同じく惜しむ 少年の春

季節が違う。白楽天。単に言いたかっただけ。