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深掘り中止案件

娘に付き合って、若者に流行りの恋愛映画を見に行ったんです。どうなんだろうね、見終わったらどんな感想が出るか楽しみだね、なんて言いながら。

ええ、私はその手の映画が好きではないので、絶対に何も思わないだろうなあって思っていましたよ。
それでも、もしかして感動しちゃったりするかもって冷めた自分に少し(ほんの少し)期待していたんです。

さて、と。
1時間半経過。
お腹が痛い。あれ?胃酸が出てる?えーっと、ジーパンのホックを外します。
えーっと、腰が痛い。あれ?汗?
おいおいおい、腸炎再びは勘弁してくれよ。
映画は続いています。

・・・

苦行の映画が終わりました。
娘の感想は「何これ」とバッサリ。
私はと言えば、最終的に顔から首から脇から、ものすごい冷や汗が吹き出し、自分の身体が「何これ」状態となりました。
感想どころではありません。

多分、ストレス、いや、絶対ストレス。映画から私が苦手とするある種の情緒をこれでもか、と突き付けられ、そして娘と約束した以上、映画を最後まで見なければいけないという妙に律儀な己縛りをしたせいで、びっくりするくらいにダメージを食らったようです。

・・・

どんなものでも、どんな感情でも、苦手なものからは離れないとダメなようです。
嫌だな、と思うものは身体が拒否している案件のようで。

そうなのね。何がダメなんだろうか。
って深掘りすると恐ろしいものを見つけてしまいそうなので、止めておきます。