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白梅の夢

冷え性なので、かまくらのような毛布仕様で寝ている。冬は大かまくら。夏は小かまくら。
とにかくベッドは常にこんもりしている。

1月の苛烈な寒さと何らかの憂いは終わった。
2月だ。
身体が寒さに慣れてくるのか、新しい年へ入った戸惑いから脱するのか分からないが、気持ちは柔らかくなる。

だからか、眠い。コンコンと眠る。
丸くなって、静かに。横になったり真っ直ぐになったりして眠る。
何も考えずに眠る。

窓の外はきっと白いから、今は眠る。