Vtuber Assist Tool で Vtuber を始める方法
みなさんこんにちは!
本稿では,Vtuber Assist Tool というフリーソフトを使って,Vtuber を始める方法を紹介していきます.
このソフトは Windows10 上で動作します.
まずは,「Vtuber Assist Tool を使うと何ができるのか?」を説明します.
それを踏まえた上で実際に使いたいと思ったら,本稿の後半で説明する「ダウンロード方法」を参考にしてみてください.
Vtuber Assist Tool を使うと何ができるのか?
まず,動かしたいキャラクターの画像を用意します.以下にペンギンの例を挙げます.
ひとまず,口が開いているときの画像と,口が閉じているときの画像があれば最低限の素材は揃います.
キャラクターを部位(パーツ)ごとに分解する必要はありません.
2枚の画像をソフトにドラッグ&ドロップすると以下のようになります.
そして「Start」ボタンを押すと,画面上にキャラクターが登場します.
ここでは「Start」ボタンを押した後に,パワーポイントのスライドショーを始めたときの様子を示しています.
キャラクターは常に最前面に表示され,マイクからの入力に応じて口がパクパク動きます.
また,位置や大きさも自由に変えられます.
素材を2枚しか入れてない場合は口しか動きませんが,目を閉じているときの画像や,異なるポーズの画像を入力すると,「まばたき」や「ポーズの変化」も一定の確率で発生するようになります.
8枚の画像をソフトに入力したときの様子を以下に示します.
上記のような8枚を入力すると,キャラクターは時々(一定の確率で)両手を動かしたり,まばたきをするようになります.
さらに,動画の撮影中に使いたい効果音(....mp3または....wav)をソフトにドラッグ&ドロップすると,キーボードの1~9キーを使用して指定した効果音を再生することができます.
また,キーボードの「Ctrl」キーや「Alt」キーを押すと,キーが押されている間だけ特定の画像に切り替えることもできます.例えば左「Ctrl」キーを押すと,Pose3 の一番左に記録した画像が呼び出されます.
Vtuber Assist Tool のココが凄い!
簡単かつ高速に実践投入ができる
もし素材となる画像が揃えられているのであれば,初めてソフトを起動したばかりでも,10秒後には動画の撮影を開始できる状態になります.
やることは画像をドラッグ&ドロップして「Start」ボタンを押すだけです.
面倒な初期設定などは一切不要です.
動画の撮影とキャラクターの動作生成が同時にできる
キャラクターを画面上に出現させたら,後はそのまま画面録画をすれば動画が完成します.
メインの動画とキャラクターを後から編集で合成するなどの手間は掛かりません.
効果音をリアルタイムに挿入できる
動画編集をやったことがある人なら共感してもらえると思いますが,効果音の挿入って面倒ですよね.
BGMなら簡単なんです.でも効果音はタイミング調整が必要で面倒!
でもこのソフトを使用すれば,任意の効果音をキーボードを叩くだけで撮影中に挿入できます.
Vtuber Assist Tool のココがダメ!
3Dのモデルや複雑な動きには非対応
お察しの通り,3Dのモデルを動かすことはできません.
また,キャラクターの情報を部位ごとに分解しているわけではないので,複雑な動きを自動生成することはできません.
Vtuber Assist Tool のダウンロード方法
以下のサイトからダウンロードできます.
zipファイルを解凍したら,VtuberAssistTool.exe を起動します.
exe を直接ダウンロードしているため,Windowsさんに怪しまれていますが,「詳細情報」をクリックすると実行できます.
サンプル画像も一緒に入っているので,色々と試すことができます.
使用上の注意点は,以下の5つです.
1. 入力画像の縦横比は統一すること.
2. 背景は透明色にしておくこと.
3. マイクに声を入れてもキャラクターの口が動かない場合は,「Calibration」ボタンを押すこと.
4. Calibration 中(約1秒)はマイクに声などを入れないこと.
5. 効果音の再生時は一時的にキャラクターの動きが止まること(BGM を効果音として挿入することはできない).
透明色は jpeg では設定できないので,素材は png 形式に変換しておきましょう.
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