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#4. 海外送金のドタバタ。

再渡英の日がやってきました。一時帰国の約1ヶ月は、家族や友達と濃密な時間が過ごせたものの、家探し・職探しは想定上に難航し、突然不安にかられることも少なくありませんでした…  今回は、海外への留学や進学、移住で誰もが悩むであろうお金事情について、記録したいと思います。

1. ソニー銀行

学費や家賃の支払いが、銀行振り込み以外でも対応可能な場合は、ソニー銀行で十分だと思います。大学院に通っていた時は、ソニー銀行の口座を日本で開設し、デビットカードを取得。便利なことに、学費や寮費もデビットカードの"支払い"で対応できました。結果、イギリスの銀行口座(Revolutを除く)は開設せずに暮らせました!必要なタイミングで、メインの預金口座から、必要な額の日本円をソニー銀行に振り込みます。その後、スマホアプリ上で、ポンドに換金して使っていました。

しかし、大学院終了後、イギリスに移住することを決めて必要になったのが、現地の銀行への振り込み(ソニー銀行から海外銀行への海外送金)です。ソニー銀行でも海外送金(仕向け送金)ができますが、事前に相手の銀行登録・審査が必要だったりと、すぐに使えそうではなかったのです…

2. Revolut

イギリスで家を探すにあたって、デポジットや家賃を払うために、銀行振込が必要になると考えました。そこで、次に使おうと思ったのが、オンライン銀行Revolut。元々、Revolutは使っていて、例えば、外食後に友達の銀行へRevolutを使って送金をしていました。

ただ、不便だったのが、Revolutのチャージ機能に、私が日本で発行したクレジットカードやデビッドカードが対応していなかったこと… Revolutは世界各国(?)で口座開設可能で、日本で開設していれば、日本で発行したカードから無料でチャージが可能とのことでした。ただ、私は大学院初期にイギリスでRevolutの口座を開設しました。結果、日本で発行されたカードがどれも受け付けられず… 基本は、友達との外食を私が建て替え、友達からの送金でチャージするという方法をとっていました。なので、デポジットや家賃数百ポンドを事前にチャージしておくことができなかったのです…

また、ソニー銀行からRevolutへの銀行送金も試みたのですが、私が日本への一時帰国中で住所が国内になかった(住民票を戻していなかった)ために、事前審査が通りませんでした…

さらに、日本国内でRevolut口座を開設しておく手もありました。ただ、そうすると日本で発行のカードからチャージする手数料は無料になるんですが、海外での給料振込等で手数料が発生するとのこと(おそらく)。何事も一筋縄ではいかないようです。

3. Wise

最後の望みの綱が、海外送金を低い手数料で行えるWiseです。日本の銀行から、Wiseを通して日本円をポンドに換金、そのポンドをRevolutに送金を想定していました。ここでもトラブル発生… Wiseの初回の送金には、マイナンバーカードを使った個人認証が必要です。しかし、先ほども記載した通り、日本に住所がありません。マイナンバーカード自体は持っているけど、既に「返納済み」の記載があり、使い物にならず… 万策つきました…

4. 母のWise

私個人の口座・アカウントを使った万策は尽きたように思われました。が、なぜ思いつなかったのでしょう… 日本国内に住所のある母のアカウントをWiseで作ることで、私の日本国内の銀行口座からRevolutにポンドをチャージすることができました!!!

母のマイナンバーカードで個人認証をした後、母のアカウントから送金依頼。すると、指定のWise口座に振り込むように指示されるので、私の銀行口座から振込を完了させ、しばらく経つとRevolutに振り込まれました(歓喜)。


これにて、一件落着です。日本に住所がないことで、色々と思う通りに行かなかったのですが、日本に一時帰国中の1ヶ月半で住民票を戻しておくのも手だったかもしれません(役所によっては受領してくれないそうですが)。住民税の支払い義務が懸念だったのですが、1月1日に住民票が無ければ支払い義務は発生しないので、今回の一時帰国中(9/9~10/18)に住民票を戻したとしても、関係なかったようです。

さらに、お金周りで言うと、企業型の確定拠出年金を個人型に移管する必要もありました。これも、日本国内にいる母親に書類の受取りや申請を頼まねばならず、家族が日本国内に残っていない場合、本当に不便・大変なんだな…と身に沁みて。健康な家族に感謝の気持ちでいっぱいの移住直前なのでした。

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