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リーダーは「恐れられる」よりも「愛されろ」

テリー・ケリーがW・L・ゴア&アソシエイツ社のCEOになれたのは礼節があったからだと自身自ら主張しています。
リーダーが自ら行動すること。

周囲の人間がいるから自分が存在できているということ。また、自分の欠点をよく認識し、自分の言動が他人にどう影響するのかも自覚していること。周囲から近づきやすく、また現実的にものが見られる人間であること。

こうしたこと認識し徹底できる人だからこそ、周囲の人間から信頼を得ることができたのです。

しかし、ルネサンス期の政治思想家で「君主論」を唱えたマキャベリは「愛されるよりも恐れられる方がはるかに安全だ」と主張していました。

実際、多くのリーダーが自分を誇示するのが言うことを聞かせる最良の方法だと考えていることがアンケートから分かっています。

名の知れたCEOや有能とされる人物を思い浮かべてみると性格に難があるように思うことがありませんか?
僕の場合、すぐに思い浮かべる人物が「スティーブ・ジョブズ」と「フランク・ゲーリー」です。

彼らのことを僕は心底尊敬していますし彼らのような偉業を成したいと思っていますが、人格的には違います。
確かに彼らは「成功者」と言えますが「礼節の欠ける言動や態度」がプラスに働くことはありません。

「有能」であることよりも前に、人として明るく親しみやすくなくてはリーダーは務まらないということです。というより、「有能」なだけで態度が横柄な人の下で働くこと以上にストレスなことなど部下からしたらないでしょう。

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