クリスティーン・ポラスさんの著書「Think CIVILITY」を読ませて頂きます
題名の通り「礼儀正しさ」を学ぶために手に取りました。
僕は一定の礼儀を弁えるように意識しているつもりではありますが、欠ける部分が間違いなくあるでしょう。
それを明確にし直していくことで人との関係性をより友好的なものにしたいというのが僕の願いです。
「無礼」とは何か?
これを知ることから始めましょう。
本書においては「無礼さ」とは「その人が下品であることを証明し、尊敬できないなと思わせる言動」のことを言います。
また、Google検索すると「礼儀を欠くこと。失礼。」というように教えてくれています。
焦点をあてるべき観点は「自分目線」ではなく「相手目線」でなければならないということが言えます。
つまり、無礼な態度や言動について重要な観点は「相手がどう感じたか。相手の目にどう映ったか。」が問題になります。
仕事の場において無礼な態度をとられたか(ひどい扱いを受けた)についての調査
サンダーバード国際経営大学院のクリスティーン・ピアソンと著者が1998年に調査した際には対象となった人の約1/4が少なくとも1週間に1回、誰かにひどい扱いを受けたと感じているそうです。
2005年には数字が半数近くになっていました。
2011年には半数を超えました。
2016年には95%の人が現在のアメリカの礼節には問題があると感じており、74%が状況が悪化していると答え、70%が現在の礼節の欠如は、危険な水準に達していると答えました。
「礼節の欠如」=「無礼さ」というのはすでにかなり問題視されており、本書においては無礼な人間の与える損失として金額として明示されてもいます。
昨今、インターネットの普及からソーシャルメディアによって多くの人たちとつながりを得られる環境ができている。その結果、SNSなどで礼節を欠いた発言をする人が後を絶たないのは周知の事実かと思います。
こうした無礼な発言というのはウイルスのように無意識的にそれを見聞きした人たちに悪影響を与えてしまいます。
情報社会だからこそ礼節をわきまえた発言と行動が求められると僕は感じます。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?