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テリーフォックス

”ビジョン”とは何か?これを明確にすることは一朝一夕で出来ることではありません。それでも、それを意識して日々を過ごすことで人生に大きな豊かさを与えます。

今一度、立ち止まり再認識することに少しでも貢献できれば幸いです。

テリー・フォックス

「綿密に立てた計画の変更を余儀なくされる」ことがある。

テリー・フォックスという人物を知っているだろうか?
彼は、高校在学中、年間最優秀選手に選ばれる程のスポーツマンだった。

だが、卒業の直後に悪性腫瘍が見つかり脚を切断する手術を受ける。
その前日、ある記事を読み「カナダ横断マラソン」という夢を抱いたのだ。
術後の1年4ヶ月にもわたる抗がん剤治療を受けながら、「カナダを横断し、がん撲滅のために100万ドルの寄付を集める」というビジョンを掲げた。

1年3ヶ月の辛いトレーニングを経て、1980年4月12日、カナダ横断マラソンを開始した。たちまちカナダ中の英雄となり、どの町に行っても歓声で迎えられた。6つの州を横断し、全長約6000キロを走り抜き、3分の2を踏破した。144日間にわたり毎日フルマラソンに匹敵する距離を走り続けた。

だが、9月1日、彼は体調の悪化で中断を余儀なくされた。がんが肺に転移したのだ。治療のため帰郷し23歳の誕生日を1ヶ月後に控えた81年6月28日、家族に看取られこの世を去った。

彼は「ビジョンを達成出来たのだろうか?」「カナダ横断」は果たせなかった。でも、彼はがん研究のために2340万ドルを集めた。それだけではない。彼の死後テリー・フォックス・ランとして毎年開催され何百万ドルもの寄付を集めている。

これこそがビジョンである。と僕は思う。自分が死んでも社会に貢献し続けるにはどうしたら良いのか?解らないけれど考え続けたいことだ。

まとめ

「ザ・ビジョン」読み終えました。
ビジョンについてはこれまで、幾度となく作っては直してを繰り返してきましたが明確なものは作れずにいます。

ビジョンとは「目的」「価値観」「未来のイメージ」から構成され、社会貢献的で、独り占めするものではない。ということをこの本を通して学びました。

再度読み直し、自分の人生のビジョン、いつか創設する企業のビジョンを練り直したいと思います。

要所で泣きそうになるくらい感動したので是非一読されることをお勧めします。

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