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TRI DRACO(トライ ドラコ)は精巧なミニチュア感のある2DDのA1万級・現代曲に特に向いたイヤホン #PR

TRI DRACO(トライ ドラコ) レビュー

これはいいですね!けっこう好みなイヤホンです。
6mmチタン振動板DD/8mm第三世代LCP振動板DDの2DDのイヤホンで、アルミニウム筐体(推測)のイヤホンです。ベントが大きくとられており開放的 な音を出します。

TRI DRACOイヤホンは、やや腰高な音ながら、細かい音がしっかりと出ており、特に現代曲との相性が抜群でした。
クラシカルな曲では低音域が深いところまで出切っていないため、好みが分かれるかもしれません。

最近のマスタリングが施された元気な曲では非常に心地よい音を楽しめます。

音の表現は、精巧なミニチュア模型の特撮を近接して見ているような感じです。低音の深みの違いなのか、中高音域より上で細かい音が出てくるためか、一歩俯瞰したように曲全体をとらえやすいと思いました。

金属筐体の使用もポイントで、これにより音のキレが良く、特にEDMや現代曲に強みを発揮します。

ただし、古い曲や生録音では空気感がややブライトで乾いた感じになることがあります。情報量が多く、中高音域の細かい音がしっかりと出る一方で、あまりねっとりとした音ではなく、やや乾いた印象を受けることもあります。

寒色暖色でいうとごくわずかに寒色のほうに近いと思いますが、低音は暖色的でもあります。
エージングがすすみリケーブルをしたりしているうちに、箱出しよりは暖色な印象がつよまりました。

TRI KAIの後継機のようなメーカーの発言をSNSで見ましたが、KAIを持っていないのではっきりとはしないのですが、また異なった傾向のイヤホンであるようにも感じます。

音場は特に横に広く、かなり広い音場が楽しめます。
本体を大きく開放しているからと思われます。
その分音漏れもあり、イヤピを塞いで近づあても結構音が漏れてます。それゆえにすこし開放感のある音にも繋がっているのかもしれません。

解像感も高く、高音域は伸びやかに伸びていますが、平面駆動ほど超高音域まで伸びる感じではないですね。
高音域は問題はなく、共振も少なめですが、量が出ていますので、高音が強いのが苦手の人は注意が必要かもしれない。でも綺麗な高音域が出ています。
一番の弱点はやはり低音が低い所までできらず、腰高な感じがすることでしょう。

全体として、TRI DRACOは腰高な音が特徴で、金属筐体のアルミニウムによるキレの良さと音場の広さ、ヌケ感が際立っています。低音の深いところまで量感が多く出切っていない点は好みが分かれるかもしれませんが、現代曲との相性の良さは特筆すべきです。
またポップスも楽しめると思いますが、万能というより、得意不得意があるイヤホンかもとおもいました。
生演奏や低域の深い沈みやうねりが必要なジャンルでは「一歩引いて精巧な模型を見ているかのような感じ」につながっているのかもしれません。
一部不得手なジャンルの音があるタイプのイヤホンかもしれませんが、私はかなり好きです。

低音が多い音が好きな人は注意が必要です。ベースヘッド向きではありません。開放感のあるキレのあるトレブルヘッドな音が性癖に刺さることある方の方が、TRI DRACOを気に入る可能性がでてきそうです。

リケーブルすると高音域の粗さが滑らかになり、空気感が向上したため、リケーブルは推奨です。
試聴環境はFiiO K7に付属のTRI 角笛イヤーピース、ケーブルはストック→三四郎 PowerMIX で行いました。

TRI DRACO 提供元 ご購入

Easy Earphones (@hulang9078)

Amazon.co.jp Yinyoo-JP ショップ。
Easy Earphonesさんは様々なイヤホンを多く扱ってるショップです。

レビューサンプルのご提供ありがとうございます。
提供であっても音質面での言及に忖度はありません。

TRI DRACO 開封体験

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