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中華イヤホン KBEAR Lark レビュー #PR

KBEAR Lark レビュー
初めての中華イヤホンにピッタリかも。

Easy Earphone(https://twitter.com/hulang9078) さんからKBEAR Lark(らーく:雲雀という鳥の英語名)というイヤホンを提供していただきましたので、レビューをnoteに投稿してみようと思います。

Easy EarphoneさんはAmazon.co.jpではYinyooという名前でもショップをされてますね。

Amazonでの販売価格は3200円程度です。
https://www.amazon.co.jp/dp/B08L9D4C3B/
リンクも貼っておきます。

アリエクスプレスという中国からの通販を使うと届くまでの時間は2週間~1か月ほどかかりますが、安いです。

AliExpress
Wooeasy Earphones Store - KBEAR Lark
https://ja.aliexpress.com/item/1005001593225691.html

普段私はレビューはもっと得意な方にお任せして、Twitterの方に投稿するだけなのですが、今回はnoteにも投稿することになりました。
提供レビューですが、忌憚ない感想を書いています。
感想は一番下のほうに書いてありますので、中華イヤホンをよく買うっていう方は次の一言と一番最後だけ見ればOKです。

これ見た目違いのZSTXやな。若干高音域にBA由来の金属的な響きがあるけど、チューニングも元気さをすこしだけ抑えとるね。思うに、ZSTXが苦手な人はやっぱり苦手やと思うわ。けど中華ハイブリッドイヤホンを聴いたことない人やったらごっつ感動できる思うわ。リケーブルはTFZタイプ2Pinやね。ピン間隔は0.78mmやとおもうわ。銀メッキ4芯らしきケーブルがついとるのはええね。ケーブルスライダーもついてる。イヤピも二種類が3サイズづつついてるし、一応及第点の付属品やなないの?
できたら8芯以上にリケーブルした方がええやろね。低域の感じはZSTXのDDにとてもよく似とるわ。これ同じDDちゃうの?
付属のケースもしっかりしとる。
正直ワイはケースやらは無くていいけど、その分安い方がいいな。
けど吊しで使えるのはええんちゃうか?

なんで関西弁なのか、そもそもなんの呪文なのか、意味不明な人、大丈夫それが正常です。

ハイブリッドイヤホンとは

イヤホンはなぜ音がでるのでしょうか?
音が出てくるための部分を「ドライバー」(直訳したら駆動機?)というのですが、いくつかの方式があり、一番主流なのが「ダイナミック型」と呼ばれるものです。これはスピーカーと同じでコイルを巻いた電磁石と振動板が接続されていて、磁気の変化で振動板が振動するものが空気を揺らがせて音になる、という仕組み。

よくスピーカーでは上の方にと下の方に二つドライバーがついているものがあります。
それはなぜかというと優秀なダイナミックドライバーでも一つだけではあらゆる振動を同時に歪みなく出す、ということができないためです。(高い音は1秒に1万回以上も細かく震え、低い音は1秒に5-100回しか震えない、というものもあるのを考えてみてください、同時にそれらの震えを出そうというと難しいとわかると思います)

こういう感じのスピーカーを見たことがある人もいると思うのですが、上の方が高音域、下の方が低音域を担当しています。

しかしイヤホンでは複数のスピーカーを入れたくても筐体の大きさがそんなに大きくはできません。
そのため、方式が違うふたつのドライバを詰めて高音域と低音域を担当させたら、もっと広い範囲の音を破綻なく出せるんじゃないか?というのがハイブリッドイヤホンとなります。
さらに詳しい説明を知りたい方は「イヤホン ドライバ 方式」とかグーグルで検索してみるといいかもしれません

二種類のドライバーが両方入っている。
*図解はオーディオテクニカのホームページから引用させていただきました。

こうしたハイブリッドイヤホンは今までだと結構高かったです。1万円~2万円以上というものもありました。
しかし2018年ごろから中国製イヤホンの中に、1500円~数千円からのハイブリッドイヤホンが出てきました。そうしたイヤホンを出していたのが「KZ」という会社のイヤホンですが、KBEAR Larkもそういう流れを組むイヤホンだと知ってもらえればここでは十分です。
しかも革新的だったのは「イヤホンからプレーヤーへのケーブル部分も変えられる」ということです。イヤホンのケーブルが断線してしまったりしても交換できるし、ケーブルを変更することで音質が変わったりする。なんならケーブル変える事で無線イヤホン化もできてしまう。

KBEAR Larkは最初に買うイヤホンとしてお勧めな点は、付属品が豪華なので、ほかに何か買い足したりしなくてもいい、ということがあります。
中華イヤホンは、いい音にしかたかったらイヤーピース(耳穴部分)やケーブルなどを交換するのが当然という感じのものが多いので(そうでない製品もあります)ともかく買った後何もせずの状態で使えるのは良い部分です。

3サイズ二種類のイヤーピースがついてきます。半透明クリアな奴とグレーのやつです。グレーのやつより半透明のやつの方が材質も柔らかいし音もやや、やわらかめになる感じがします。

付属物が十分豪華なんで最初に手を出すには良い

付属ケーブルもギリギリ及第点です。ケーブルスライダーもある。
ケーブルスライダーは耳につけたあと首元をきゅっと絞めるのに使います。
ケーブルがぶらぶらしなくていいよ。

ステムノズルは結構太めなので、イヤーピースで耳穴を蓋をする感じで着けます。

中国のイヤホンは耳掛け型が多いんですが、耳掛け型は使ったことないという人も多いと思います。
耳掛け型イヤホンはこういう感じで耳にかけて使います。(違う機種の写真ですけれど)

音質評価

肝心の音質の評価ですが、しばらく鳴らし込みを行うと音が落ち着き、良くなりますので、丸一日くらいプレーヤーににないで音量大き目でならしっぱなしにしておきます。これをエージング(バーンイン)といいます。

そのうえでの評価になります。

低音:深い音まで出ていて、ディティール感が感じられる。詳細度がわりとある音。

中音域:ややあっさりとしていて聞き取りやすい。もう少し濃厚さがあった方が好みかもしれない。ボーカルは聞き取りやすい。男性のボーカルより女性のボーカルの方が聞き取りやすい。

高音域:よく出ていて、やや金属的な響きがする。

音の分離:低音域も高音域もさすがハイブリッドだけあってよく分離している。

全体的に:もともとドンシャリ(低音と高音が強いバランス)のものをフラット気味に味付けしてある感じで、モニターライク(分析的)な音ではない。
若干高音域の金属的な感じが気になりますが、過去のKS2などに比べて音質が良くなっていて、進歩しているのは間違いないかな、と思いました。
音質的にサクサクと元気で抜けが良い感じでそれでいてバランスがとれている、という感じなので、そういういみでもお勧めしやすかもしれない。
しかし、もっと高価な機種に手を出している人が強いて買うほどかどうか?といわれると微妙。

とこういう感じの評価です。
2021年にハイブリッド型の中華イヤホンを初めて買ってみようという人にはお勧めできるモデルになります。

ちなみに、普段はどういう機種が一番お勧めなのか、っていうと、5000円位のTIN HIFIのT2Plus、HzSoundのHeart Mirror、国内ブランドのintimeの碧 Lightがそれぞれおすすめしたいかな、というイヤホンです。

せきよぅ(@sekixyo)

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