仙腸関節痛で起こる日常生活の障害

整形外科に通い、リハビリに励んでいた約5ヶ月程の間に、痛みによって色々な障害と苦痛がありました。今日はどんなことがやりにくかったり、苦痛だったかを書いていきます。

・靴下の脱ぎ履きが出来ない

これは初期からの苦痛で以前にも述べたことです。背中を丸めながら足を上げるという動作が、痛くて行いにくいのです。

・ズボンの脱ぎ履きが出来ない

これは靴下の脱ぎ履きが出来ないことと同じ原理です。

・手を使わずに靴が脱げない 

スニーカーなどを脱ぐ時に、踵同士を合わせて脱ごうとすると、朝から仙腸関節にかけて刺激が走って痛みます。痛過ぎて動作が止まってしまいます。

・走りたいのに走れない
黄色信号、エレベーターが来ているのが見えた時、小走りしたくなりませんか?そのような、いつもだったら何とは無しに走っていた場面で、走れないんです。体重が足に乗った瞬間痛みが走ります。痛みと共に足の付け根から力が抜けたような感覚に陥り、それ以上に足を素早く進めることが出来なくなりました。


・下り坂で痛い

歩行時にも痛むことがあるのですが、平地よりも下り坂の方が関節に力が加わり痛かったです。いつもと同じ速度で歩くことが出来ません。


・寝転がった所から起き上がるのに痛む

朝一から激痛です。起きあがろうとすると、仙骨の周りがゴリゴリした感覚になり、円滑に動きませんでした。油もさされず、錆びついた昔ながらのロボットになった気分です。関節に油を刺したい気持ちになりました。痛過ぎて近くにある物を掴んで起き上がらなければいけなかった時もありました。

・階段の昇降が出来ない

階段の昇降がしにくいのは特に朝でした。朝のゴミ出しで階段を使おうとすると、仙腸関節がギシギシと痛み上手く動けません。手すりに捕まり腕の力で体を支えるようにしないとしんどく感じました。

・くしゃみをすると痛い

くしゃみって予期しないタイミングで出るので、困り物です。くしゃみをする時は突発的に前屈みになるので、その時に仙腸関節に刺激が走ります。出そうになったら腰を支えて大急ぎで体勢の準備です。もし自分がコロナになってしまったら、咳をするときにも同じことが起こって、痛みでどうにかなってしまう、と不安になりました。

・車の運転が怖い 

ここまで痛かった話ばかりしてましたが、それも日によってムラがあるのです。まあまあ普通に過ごせる日もあれば激痛で涙が出そうな日もあります。そんな状態で車を運転することは怖くて出来ませんでした。もし急ブレーキを踏まなくてはいけない場面で激痛が走ったらブレーキが踏めない、事故を起こしてしまうかもしれないという恐怖がありました。


これらの痛みは最初右側から始まっていましたが、発症から2ヶ月ほど経つと左側も少し痛むようになってきました。リハビリをしていても、なかなか変化が現れず、リハビリに行っている時はある程度動ける時も多く、理学療法士さんに正しく理解してもらえてないような気がして不安でした。

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