教義について(過去に書いた内容3)
輝の会の教義を、
数学の話題を交えながら、
書かせていただきます。
自然対数の底と呼ばれる数に、
eがあります。
このeは、おおまかに言えば、
日常生活はもちろん、
経済学、統計学、物理学、
生物学、化学、天文学など、
挙げるときりがないくらいに、
私たちの生活において、
重要な働きをしています。
と言いますか、
これがなければ、
上に書いたような幅広い分野の、
発展がなされませんので、
私たちの生活や文化のレベルが、
今とは全く異なると考えられます。
それだけ必要不可欠ということです。
例えば、
足し算で言えば0、
かけ算で言えば1など、
基準となる数値が、
大切になるかと思います。
同じように、
微分や積分において、
eは基準となります。
もう少し噛み砕いて書くと、
eは、
これ以上は分解できないといった、
極限をあらわす記号です。
以下は、
わかりやすくするための、
簡易的な説明になりますが、
部屋にヒーターをつけて、
ちょうどいい温度になるまでに、
どの程度の時間がかかるのか、
調べたいとします。
この時、
温度の上がり方が常に一定であれば、
簡単に計算できますが、
実際はそう単純ではないですよね。
同じ設定の温度で、
ヒーターをつけたとしても、
少し暖かい部屋と、
完全に冷えきった部屋では、
温度の変化は大きく異なります。
また、
5分ごとの温度の上がり方よりも、
1分ごとの温度の上がり方がわかれば、
より正確です。
このように、
限りなく短い時間における、
温度の上がり方を計算できると、
正確な答えを導くことができる、
ということがわかります。
このような時に微分を使いますが、
基準となるのがeです。
e = lim ( 1 + 1/n )^n(n→無限大)
数式はこうなります。
簡単に言えば、
1に、
限りなく小さな数を足して、
その数を、
限りなくかけ算する、
ということです。
さらに、eの特徴として、
これだけ重要であるにも関わらず、
自然現象との関わりや、
その必要性など、
不明な点が多いことも挙げられます。
eの概要を書いたところで、
教義との関連性について、
話を繋げていこうと思います。
原子と太陽系は、
見方を変えただけで、
同じ物です。
中心軸とらせんについても書きましたが、
この場でもう一度、
わかりやすくするために、
簡単にまとめます。
中心軸→太陽系
らせん→私たちの世界
らせん周りの小さならせん→原子
このようになります。
どのように認識するかで、
中心軸として認識されるか、
らせんとして認識されるか、
変化しますから、
中心軸と小さならせんは、
見方を変えた同じ物、
ということになります。
また、
認識する側の意識に、
速度の限度はありません。
原子から太陽系まで、
全ての方向に、限りない速さで、
認識を行います。
すると、
認識される側の世界において、
特殊相対性理論により、
原子は短縮された状態として、
存在することになります。
反対に、
太陽系から原子までを認識した場合、
太陽系が短縮された状態として、
認識される側の世界に、
存在することになります。
このように、
認識する側と、
認識される側は、
大きさの逆転した世界です。
また、両者ともに、
私たちの世界を構成するには、
必要不可欠であることがわかります。
そして、
どちらか一方は、
広がりや、
空間としての認識である、
ということに対して、
もう一方は、
短縮された、
小さな点としての、
認識になります。
1を広がりとして、
1/xを無限小として表すと、
1 + 1/x
が私たちの世界を表すことになります。
さらに、
認識する側、認識される側、
世界は2つ存在しますから、
( 1 + 1/x ) + ( 1 + 1/x )
となります。
そして、一方は、
短縮された、
小さな点の認識ですので、
常に片方の大きさは、
1/xとなります。
( 1 + 1/x ) + ( 1 + 1/x ) × 1/x
→ 1 × 1 + 1/x + 1/x + 1/x × 1/x
→ 1 + 1/2 x + 1/x^2
=( 1 + 1/x ) ( 1 + 1/x )
これを無限に繰り返すと、
eの数式になることがわかります。
1に、
限りなく小さな数を足して、
その数を、
限りなくかけ算する、
と書きましたが、
これは、
最大単位の広がりに、
最小単位の点が存在する、
といった構造が、
視点を変えながら、
限りなく、
認識を繰り返す、
ということになります。
認識する側、認識される側、
両者の存在により構築された、
この世界の基礎を、
数学で表した結果が、
eのようです。
また、
積徳行為についても、
多くの人に行った方が、
自身の積徳に繋がる、
といったことを、
数式を使うことで、
より正確に、
理解することができます。
1人に積徳を行うと、
1 + 1
=2
ですから、
徳は2倍になります。
他者に与えると、
自身に返るということ自体は、
これまでの投稿内容で、
ご理解いただけるかと思います。
そして、
2人に積徳を行うと、
1人に対して、
1 + 1/2
となります。
積徳行為の対象は2人ですから、
( 1 + 1/2 ) ( 1 + 1/2 )
=2.25
積徳行為の対象が4人だと、
( 1 + 1/4 ) ( 1 + 1/4 ) ( 1 + 1/4 ) ( 1 + 1/4 )
=2.44
このようになります。
同じ量でも、
1人に全てを与えるより、
より多くの人に分け与えた方が、
自身に返る量が、
増えることがわかります。
ここで、
先ほどのeの話と繋げますと、
( 1 + 1/n ) ^n (n→無限大)
これこそが、
積徳行為を、
最も効果的にする方法である、
ということがわかります。
徳は、他者に与えた分が自身に返りますから「たくさん与えるほど良い」といったイメージはあるかと思います。
それは誤りではありませんが、このように数式を使うことで、より正確な理解に繋がることがおわかりいただけるかと思います。
輝の会の説明する理論によりe(自然対数の底)の本質的な意味を理解することができます。
また、教義の理解に関しても重要なことかと思いますので、できるだけ簡単な言葉を使って自分なりにまとめてみました。
教義内容を1人でも多くの方に知っていただくことを願うとともに、輝の会の発展を心よりお祈り申し上げます。
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