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「応援される」の正体/21-22キャプテンインタビュー

「“応援されるには”と考えても、定義も確かなものもない。そんなに簡単に到達できる目標ではないのかなと思っています」。

積水化学女子陸上部、2021-2022シーズンの
キャプテンには宇田川侑希選手、
副キャプテンには森智香子選手、

が就任しました。

宇田川キャプテンが掲げる今年のビジョンは
「日本一応援される女子実業団チーム」。
そのために何が必要か。
そう聞いたとき、出てきたのが冒頭の言葉でした。

結果を出せばいい?
いや、それは前提であって、
ひとつの本質ではあるけど、それが全てじゃない。
じゃあ、何をすればいいのか。
そう、宇田川キャプテンは考えていました。


公言することで、自分たちの身も引き締まる

――今年はキャプテン2年目になりますが、現在の心境は?

宇田川:昨年は初めてキャプテンになって、不安もあったし、色々な人に助けてもらいました。チームのみんなや智香子さん(森智香子選手)とか、多くの方に相談に乗ってもらい、自分のキャプテン像を少しずつ見つけられた気がしています。

去年感じた良い経験も悪い経験も活かして、チームでは駅伝優勝に向けて気持ちを引っ張り、結果につなげていけたらと思います。

――メディアやみんなの前で発言するのは慣れましたか?

宇田川:ちょっとずつですけど(笑)。でも、言葉に出して言う方が、周りの人たちも「そういう感じなんだ」と捉えてくれますよね。

だから、優勝と口に出したり、目標である“日本一応援される女子実業団チーム”になりたいと公言していくことで、自分たちの身も引き締まる。やっていかなければいけない気持ちにもなるので、できるだけ公言していきたいなと思います。まだちょっと緊張しますけど(笑)。


誰かが頑張ればいいわけじゃない。全員が自覚を持つ

――目指すビジョンは応援されるチームですか?

宇田川:『応援されるには』というのに、定義も確かなものはない。だから大変というか、簡単に到達できる目標ではないと思っています。

でも、応援されるには何が必要か考えた時、みんなそれぞれが考えて行動したりとか、どうすれば応援されるチームになれるのかを、みんなで話し合っていけたらな、と思います。確かな方法はないと思うんですけど、“私たちのチームらしさ”を出して行けたら、と思います。

――実際にやっていくことは決まっていますか?

宇田川:やっぱり基本的な礼儀正しさだったり、元気があることとか、「笑顔」もキーワードにもなってくると思います。結果を出すとか、強いから応援されるというのは、もちろんベースとしてある。それは前提。その中でも、従業員の皆さんにとって、身近な存在だと感じてもらえることが大切だと思っています。

結果を出すのもそうですが、まずは従業員のみなさんに頑張っている姿や、そこに至るまでにそれぞれが努力している姿を見てもらえれば、とは思います。誰かが頑張ればいいっていうわけじゃない。チーム全員が一人のアスリートとして自覚をもって、競技に対する姿勢を示していこう、みたいな感じで今は考えていますね。

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「応援される」にはどうしたらいいのか。
その正体は、簡単には見つかりません。
ただ、「みんなで話し合って決めていきたい」
それが今出せる、精一杯の答えです。

Vol.2に続く➡


文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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