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”絶対がない”。それが難しくも楽しいところ/牧野圭祐コーチ②

1月から積水化学女子陸上競技部の
スタッフとなった牧野圭祐コーチ。

外部から見て、積水化学というチームに
「新しい取り組みに前向きであったり、常にアップデートしようとする姿が魅力的だった」との印象を抱いていた牧野コーチ。
さらに野口(英盛)監督の陸上への熱量も、
入社を決断するひとつの材料となりました。

そんな魅力を感じて入ったチームで、
今は様々なことを感じています。

目標を達成した喜びを共有できる

コーチとしてのやりがいを牧野コーチは
「目標を達成した時の喜び」だと言います。

「選手が100%で取り組んで結果が出た時は、やっぱりすごく嬉しい。一緒に喜んだり、時には感動するかもしれない。走るのは選手ですが、それを一緒に共有できる。結果によって一歩段階を上がれた、選手との関係性が上がったかなと感じられるのは、この仕事ならではだと思います」

様々な選手がいる中で、その選手の数だけ
正解がある。だから模索する。
「”絶対がない”のが、難しくもあり楽しいところ」
だと、牧野コーチは言います。

そのために意識しているのは、
日常的な選手とのコミュニケーションでした。

「とにかく高圧的な態度にならないようには気を付けています。なるべく目線を合わせるとか、相手が言ったことに対して『そういう意見もあるな』と一度自分の中に落とし込んでから『こういう考え方もあるよね』と伝えるなど、接し方には気をつけています」

「怒って支配するのは違うかなと思ってるんですよね。それだと多分、本質的な解決にならない。ひとつずつの取り組みに対し、こういう意味でやっているんだ、と理解してもらった上で必要なのだと分かってもらいたいです」

そう、牧野コーチは語ります。

まずは信頼を得ることから始まる

今シーズンの個人目標は、
「チームの目標に対して自分がどれだけ関われるか」。
そして
「コーチ1年目なので、まずは信頼を得ること」
だと牧野コーチは設定しています。

「この人はコーチとして、ちゃんと私たちのことを導いてくれる人だという信頼を、まず得ることですね。選手を何秒で走らせるなど、結果を出すのも重要ですが、それよりも”目に見えない関係性”を築くことが、今年一年で最も大事だと思います」

「牧野コーチは、こういう性格だから相談できるよとか、そんな意識が選手の中に浸透してくれるような1年にできたら、と思っています」

もちろん、個人の結果、駅伝優勝は目指す目標。
でも、まずは信頼されるのが始まりだと、
牧野コーチは考えています。


それが必ず、会社・従業員への
感謝に繋がるはずです。

「選手の結果で会社に恩返しするのが、私の仕事だと思っているので、まずは声をかけていただいた、お礼をお返ししたい。まだ入ったばかりですが、手厚くサポートしていただいているのは感じますし、野口監督やスタッフのみんなが積み上げてきた関係性を、自分も引き継いでいかなければならないなと思っています。

陸上部に対する期待を受け取り、
自分もよりスピード感を持って、
高いところへ踏み出せるように。
牧野コーチの新たな1年は、
まだ始まったばかりです。

文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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