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イヤ~~~な気分になる映画が大好き

今日気づいたけどいままで関係があった男の中で一番まともなの、一人旅行中に出会った外国人なんじゃないかと思った。どんなに好きだった人も、長く付き合った人も最後にはクソぼろのカスだと判明してきたが、その外国人が一番誠実で一番しっかりしていて一番頭がよかったと思う。無職の放浪者だったけど。人生で一番好きな異性、その人にしようかな。


最近あった面白い話は、勤め先で自分がボケてきたんじゃないか的な話になったとき、中年男性が「そうそう俺もさ~~、雑巾でマット拭いてたらいつの間にかその雑巾が消えてたんだよね~~」っていってたこと。みんなで笑った。手元から消えるって何?素敵な職場ですね。


全然違う話を備忘録的に書いておいた。本題は、狂った人が出てくる、あるいは狂った展開になる暗い映画がだ~~い好きという話だ。

最近見た映画で狂っていたのはNetflixオリジナルの「ギルティ」だ。ジェイク・ギレンホール主演。ジェイク・ギレンホールは顔がいいし、本当にいろんな役柄を演じるので結構好きだ。今まで見た出演作は「ノクターナル・アニマルズ」、「プリズナーズ」、「雨の日は会えない、晴れた日は君を思う」、「ゾディアック」、など。「ギルティ」はけっこうどんでん返し系の映画だと思う。精神病って怖いなあ。

「ノクターナル・アニマルズ」も好きだ。不安で常に胃が痛くなるような映画。夜の田舎道でやばい奴に絡まれるシーン(その後も最悪だけど)すご~~く嫌な気持ちになる。「プリズナーズ」も暗くていい。自分でいたぶったやつに懺悔するみたいなシーン、まんまキリスト教じゃんと思った。

おすすめは「鑑定士と顔のない依頼人」だ。たしか「ニューシネマパラダイス」の監督が撮った作品だ。何の情報もなしにみたら心が死んでしまった。見た時期がちょうど主人公の最後と同じような心境になっていた時期にかぶっていたのでなおさら。人に勧めてその反応を見たい。

狂った役がうまいと思うのはルーニー・マーラとレオナルド・ディカプリオだ。ルーニーマーラってなんであんなに狂った役、もしくは不幸な役が多いんだろう。最高。「ローズの秘密の頁」でも狂っていた。でもこれは後味悪い系ではない。「たぶんそうだろ感」がありすぎて最後まで見なくてもなんとなくオチに気づいてしまうが、それでも感動した。あと「サイドエフェクト」。ジュード・ロウとの共演。これでも精神病院に入っていた。どんでん返し系ではあるけど後味は別に悪くなかった。「ア・ゴースト・ストーリー」は普通に感動した。A24は最高。地縛霊辛い。ゴースト同士の会話可愛い。

レオナルド・ディカプリオのキレる演技が好きだ。迫力がある。「レボリューショナリー・ロード」で怒鳴るシーンも、「華麗なるギャッツビー」でキレるシーンも。「華麗なるギャッツビー」はものすごく期待してみたら結構つまらなかった。なんであんなにCGを多用するんだろう。マーティン・スコセッシの映画に出てる時もだいたい精神的に追い詰められている気がする。インセプションもよかった。あの映画の最後って、「結末は視聴者に委ねます!」タイプの映画の一番きれいな例じゃないか。映画の教科書があったら例題になっている。

後味が悪い映画、あとは何だろう。サフディ兄弟の映画、「アンカット・ダイヤモンド」と「グッド・タイム」しか見てないけどなんかどっちも見てると不安になってよかった。ホラー映画と同じように、この二つも登場人物が「いやその選択はしないほうがいいだろ!」って行動をする。会話をわざとかぶせるところとかイヤ~~な感じで素敵です。

日常を描いた映画も好きだけど、その中ではノア・バームバック監督の「マリッジストーリー」も離婚の過程がリアルに描かれていていい意味でちょっと嫌な気持ちになった。感動もするけど。

でも一番好きな映画は「アメリ」なんです。ベタで恥ずかしい。でも素敵すぎ映画なので......



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