三島由紀夫「仮面の告白」とフレディマーキュリー
仮面の告白は三島由紀夫24歳で刊行された半自伝的小説。
幼年時代
「王子たちのあのタイツを穿いた露わな身装(略)を空想することが、どうしてそのように快いのか」
「音楽映画をみに(原文まま)行った。袖口に長いレエスをひるがえした宮廷服が忘れられなかった」
「クレオパトラ(略)活動写真(略)私は耽奇の目で眺めていた。(略)瞼全体にアイ・シャドウを塗った沈鬱な目つきを。その着ていた超自然な衣装を」
「扮装慾は(略)十歳ごろまで顕著につづいた」
「そこには(略)がいた。私の目には誰も