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完璧主義にならなくていいよ。

ふと思ったこと.完璧主義にならなくてもいいんじゃない?って思ったので書いてみる.


完璧主義者

文字通りに、何事にも常に100%を目指す人たちのこと.仕事だと常に100%出せとか、100%超えろとか言われることもあるかもしれない.

たしかに仕事には相手がいて、その相手も自分がした仕事を受けて評価したり、またそれを元に仕事をするわけで、できれば自分なりに100%を出す方が良い.

自分なりに、と書いたのは訳がある.自分にとっての100%は、必ずしも評価をする相手、つまり第三者が100%と感じることはないからだ.

もっとできるはずだ、あなたはまだまだ100%は出してない、そんなことをよく言われることがある.でも自分なりに100%を出したら、もうこれ以上は出せないのだ.それでも出せと言われたら、時間をかけるしかない、それでもおそらく相手からは限りなく100%に近い、100%ではないという%の数字をつけられるだろう.


プライベートの話

完璧主義者は、プライベートでも常に100%を出そうとする.例えば、友達に対して、恋人に対して、家族に対して、自分に対してでさえも.

店選び一つにとっても、その人の完璧主義というのは現れる.例えば、誰かとご飯を行く約束がある時に、あらかじめ沢山のある店から候補を絞る.

この候補をA店、B店、C店と仮にしよう.完璧主義者は、あらかじめ待ち合わせ時間があったとしたら、その最低30分前までには来ている.もっと言うと1時間前から、A店、B店、C店の場所を探して、見てきている.

どれくらい混雑しているか、歩きの時間はどれくらいか.なんの商品が主な店なのか…きりがないくらいにあらゆる可能性を考え、調査している.

そして、相手が待ち合わせに来た時に、顔色・声色・体調等をそれとなく把握し、相手が何が食べたいか、どう言う店がいいのか、を候補から最適な物を見つける.

そして、じゃあA店、にしようかとなり、スムーズに相手を誘導する.それがご飯を食べるまでの一連の完璧主義者の動きだ.

ご飯を食べるまでの、と書いたのには理由がある.完璧主義者は厄介なことに、店に入った瞬間の店の雰囲気、ご飯を待っている時の待ち時間、人の声のうるささ、そこまで常にアンテナを張り、色々考えてる.


相手が考えていることは、必ずしも自分が思っていることとは違う

相手側からしたら、ちょっと待たされようが、店の客がうるさいとしても、あまり気にならないこともある.それなのに、完璧主義者は、ここの店はダメだった、ごめんね、と謝る.こちら側からしたら、謝るほどのことでもないし、安かったからうるさいのは仕方ないよね、っていう理解しかないのに.なぜ完璧主義者は、そこまで気になってしまうんだろう、と色々考えても答えは出ないことが多い.


人に必要以上に気を使う完璧主義者は、相手にも必要以上に気を使わせていることに気づいて欲しい

完璧主義者の人に、私がまず言いたいのは、上記の文章だ.100%を常に出されたら、こちらも100%を常に出さないといけなくなってしまう.どんどん自分の首を真綿で締めていくような物だ.

気を使わなくていいよ、と言われたとしても、相手が気を使ってるのだから、気を使わないといけないよ、となってしまい、苦しい.

相手に必要以上に気を使わせないためにも、自分が辛くならないためにも、完璧主義を辞めろとは言わないけど、完璧主義者のあなたに、私はこう言いたい.


100%じゃなくていいんだよ、私にとって満足だったらそれでいいんだよ.

いつも周りのことを配慮してくれてありがとう.あなたの気づかい、店選び、言葉使い、態度が完璧だった.

完璧だったから、あなたという人が全く見えなかった.見えなかったから、理解しようとした、でも駄目だった.私はあなたと違って、完璧主義者じゃないから、あなたが考えることはわからない.

100%じゃなくても、店選び失敗したとしてもいいじゃない.私にとっては、一緒にいられるだけで幸せなんだから.もし20%だったとしても、私にとって100%なら、それでいいじゃない.必要以上に気を使わないで、必要以上に落ち込まないで.でも、デリカシーのないことは言わないでくれたら嬉しい.

というのを、牛丼を食べていたら考えが止まらなくなって書いてみたくなったので、書いた.

ちなみに私は、デートだろうがなんだろうが、ラーメンでも居酒屋でも、屋台でもお洒落なバーでも、ご飯が美味しければなんでも好きだし行けるタイプだ.

それに気づいてくれたらよかったのになぁ.いつか会ったとしたら、話してみようか.


#完璧主義 #気遣い #配慮 #100 %   #気にしなくていいよ  


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