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既婚男性が不覚にも風俗嬢にガチ恋して落ち着きを取り戻すまで(2)

前回の「既婚男性が不覚にも風俗嬢にガチ恋して落ち着きを取り戻すまで(1)」続きです。

風俗嬢に恋に落ちたらどうなるか

初めて会ったその日の夜。

普段は、一度入った風俗嬢の写メ日記なんぞはチェックしないのですが、Rさんの場合は別で、その日の夜に写メ日記をチェックしました。

もちろん、自分に対するメッセージがないかをチェックするためです。

すると、書いてありました!

私宛の、私だけにわかるメッセージ。

嬉しかった。彼女も自分のことを覚えてくれている。

絶対また行こう!と思いました。

もちろん、この写メ日記の文章には、その日に来た、他のお客に対するメッセージも文章に含まれているのですが、その時は気になりませんでした。

次の日から

不思議と、ふとした時にRさんのことを思い出す日々が続きました。

朝起きた時、風呂に入っている時、ボーとしている時。
もしかしたら起きている間ほとんど?

思い返すと、これが「恋煩い」状態。

そうなると、日課は、

・Rさんの最新の写メ日記を見る。
・過去のRさんの写メ日記を見る。
・Rさんの名前で検索して、前働いていたお店の日記や写真を見る。
・クチコミの検索をする
・(自分でもバカと思いますが、)Rさんの顔を思い出すため、似ている芸能人のインスタをフォローして、見て思い出す

不思議な感情

私は過去8年間、風俗店に通ってましたが、同じ女性をリピートしたことがあるのは、それまで、確か3人ほど。そして、2回以上リピートしたことはありません。

2回目は、どうしても1回目よりもドキドキせず、金額に見合わないと判断して定着しません。

そんな私が、短期間で、連続でまた行きたいと思うことは、これまでありませんでした。

Rさんの写メ日記を見るにつれて、

仲のいい常連がどれぐらいいるか、

1日にどれぐらい相手をしているか、

嫌でもわかってしまいます。

この時点で、既に、「嫉妬」の感情が表われてました。

恋することは、良いことばかりでなく、苦しい思いを伴うことを、久々思い出しました。

来店(2回目)

前回の来店から2週間も開けずに会いに行きました。

その日は前日に、妻を抱いていたので、性欲が溜まっているわけでもないのに、都合が良かったので、会いたくなりました。

「凄十」のドリンクを飲んで、気合を入れていたのを覚えています。

ヘルスですが、前回本番ができたので、下心から、今回もやる気でした。

再会したRさんは、目隠し状態で会い、顔の表情は分かりませんが、言葉では「こんなに早く会いに来てくれるなんて嬉しい」と言ってくれたことを覚えています。

いきなりプレイには入らず、最初は雑談するようにしました。

フィニッシュ間際は、正常位の状態で、手を使ってしごいてくれたのですが、私は本能のまま抑えきれず、挿入し、本番行為をしてフィニッシュをしました。

今回もRさんからは「もう〜。ダメだって〜。今回は理性が保てると思ってたのに〜」と甘えた声でたしなめられました。

笑顔だったので、許容してくれている気がしてました。

ピロートークでは、Rさんを褒めることや、自分をアピールするようになっていました。

自分はこんなのが得意だ、とか、

自分はリピートすることは滅多にないのに、君はそれぐらいの価値がある人だ、とか。

私が「写メ日記を見て、他の客に嫉妬してしまう」みたいなことを言った瞬間に、彼女が目を見開いたことを覚えています。(今となっては、「この客は私に惚れたな。イケる」と思ったのかどうなのか真相はわからないですが)

また、一方で、

私は本当にRさんに惚れているのか?気のせいではないのか?という冷静な自分がいて、観察していました。

Rさんは、そんなにいい女か?などと思いながら見る自分がいました。

ですが、私は既に恋に落ちているので、

顔が超絶美人でなくても(実際によく見ると肌荒れも多少している。目の化粧が濃いからすっぴんわからない。)、スタイルがそこまで良くなくても(実際にウエストにくびれがそんなにない)、全くどうでもいいのです。全くマイナスにカウントされないのです。

タバコを吸うこと、ワンポイントのタトゥーがあること、子供のことがあまり好きでないこと。

これらは、普段の私であれば、恋愛対象外とみなしてしまうぐらいのマイナスポイントのはずなのですが、全然気持ちがブレないのです。

完全に「あばたもえくぼ」「恋は盲目」状態です。

彼女という存在がオンリーワンであり、自分にとって価値がある。

本当に、恋に落ちると怖いです。。

人生初のプレゼント

2回目の来店が終わってからも、もう日常の中は、Rさんのことを考える時間ばかりです。

恋に落ちるとは不思議なもので、自分が相手の価値に見合うように、自分磨きを始めたり、勉強をし始めます

・自分磨き(筋トレ、脱毛、髪セット、メガネからコンタクト、服装)

・匂いを気にするようになった(フレグランス購入)

・恋愛心理学関係のYoutubeをずっと見てシミュレーションする

・不倫や恋愛の本を読み漁る

また、次行く時は、印象に残るように何か渡したいな。と思いました。

自分を特別な男としてみてほしい。そういう思いです。

Rさんの写メ日記を見て、猫が好きなのがわかり、猫のキャラクターがついた商品をプレゼントに選びました。

高価なものではなく、軽く友達にあげるぐらいの値段のものです。

ただし、手書きのメッセージカードを添えました。こちらがメインです。

私はこれまで、女性にメッセージカードを送ったことはありません。

妻に手紙を書いたこともありません。

そんな私が、風俗嬢であるRさんに向けて、メッセージカードを書いたのです。

何度も、文章を推敲し、綺麗な字で清書するため、5回ぐらいは書き直したと思います。

自分でも、自分の行動に驚きでした。

相手を喜ばせたい。ただ、その気持ちだけです。

メッセージの内容は、感謝の言葉、これからも応援しているということを書きました。

ただ、ただ、Rさんの人生に関わる人でいたいと思っていました。

まさかのLINE交換(3回目の来店)

彼女の生理休暇明けのスケジュールを確認し、3回目の来店は前回から、2週間ぐらい空けて行きました。

プレイ内容も、私主体の完全な恋人に対するプレイでした。

私のあらゆる限りの技術を使った女性を喜ばせるための奉仕プレイです。

最後は、なかば自然な流れで、本番をしていました。

見つめ合いながら、腰を動かし、彼女は気持ちよさそうな顔?泣き出しそうな顔?を覚えています。

私が何も言わずに挿入したままフィニッシュをしたので、彼女は終わったことを知らない状態でした。終わっているにもかかわらず、まだ見つめながら「(本番行為は)ダメだよ」と言われました。

もう終わったのに、それを気づかない彼女が、なぜがとても愛おしく想い、自分一人で堪えきれず大笑いしてしまいました。

彼女も、私の笑いに釣られ、一緒に笑っていたことがとても幸せな時間だったことを覚えています。

彼女には「イク時はちゃんと言ってよ〜」と言われました。

ピロートークで、趣味の話になり、Rさんは休日に習い事の体験などに参加している話題になりました。

その中で「体験でボイストレーニング行ったけど、すごかった。そこは入会しなかった」という話が出ました。

私は、カラオケが好きで、歌もそれなりの自信があります。

その話を聞いたときに、「えっ、Rさん、歌うの好きなの? 俺も好きだよ」みたいな話になり、好きな歌手が一緒だったこともあり、勢いで、「一緒にカラオケ行こうよ」と誘いました。

彼女の反応も「うん。いいよ」と特に躊躇なく答えてくれました。

「じゃ、連絡先教えて、電話番号とLINEどっちがいい」と聞くと、「LINEがいいな」ということで、まさかのLINE交換が出来ました。

思いがけない展開に、とても、とても、驚いていました。

そして、こんなにスムーズに事が運ぶなんで、これは「運命」かもしれない。

そんなふうに勝手に良い方に解釈してました。

LINE交換が出来たことに興奮しながら、とても幸せな気持ちで店を後にしました。

ここまでを冷静に振り返り、分析してみる

さて、冷静になった今、当時の私を分析してみます。

この時、私の脳は完全にRさんのことでいっぱいになっております。

仕事がちょうど暇な時期であり、Rさんのことを考えても仕事に支障がない状態でした。

ドーパミンに支配される日常

・毎日、Rさんの写メ日記をみる(Rさんにあって幸せになる期待感)
・毎日、女性を落とす方法や女性の気持ちのYoutubeを見る(Rさんを惚れさせる期待感)
・毎日、筋トレを始める(自分磨きをやり、Rさんを惚れさせる期待感)
・恋愛や不倫に関する本を読み漁る(将来Rさんと良い関係を続けれないかという下心と期待感)

勝手な解釈

・本番行為をしても、相手が受け入れてくれている。
つまり、俺のこと好き?

・あったら、喜んでくれる
つまり、俺のこと好き?

・LINEの交換ができた。
つまり、俺のこと好き?

・カラオケに一緒に行ける。
つまり、俺のこと好き?

相手の行動や言動について、私のことが好きなのでは?と都合の良いように、解釈していました。

冷静なもう1人の私が、「いや、相手も仕事だと思っているんじゃない?いい金ズルにするためじゃない?」と助言するのですが、

ドーパミンの気持ちよさに支配された私が、「真実は結局わからない。Rさんは特別かもしれない。今は良いように考えて、このまま突き進もう。」と聞いてくれません。(楽観的な思考なんですよね。。)

このまま、突き進んだら、家族が悲しむのわかっているのに、

家族よりも、数回あっただけの女性への気持ちを優先してしまう。

なんて自分は愚かだ、と頭では分かってはいても、抗えないのです。

この時、なぜ、世の中に、不倫が絶えないのか、自分の中で分かった気がします。

恋に落ちた場合、本能には抗えない。

人間も、所詮動物。

生殖活動を優先してしまう、今まで生き延びてきた、そんな好色な遺伝子には逆らえない。

先のことは考えないようにして、ドキドキを優先して生きてました。

次回に続く












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