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広報PR戦略って必要なの?メリットと取り組む判断目安

いよいよ本格的に年末感漂う12月末になってきましたね!今年も終わりという事で、何かアウトプットを残しつつ、2022年を締めていきたいお気持ちです。

前回出したnote の最近をもう少し詳しく書くとPR領域での活動としては、スタートアップから上場企業まで幅広に何社かPR顧問・アドバイザーなどをさせて頂いたり、ビタミンゼミさんなどの講座や研修を持たせて頂いたりしています。

バックグラウンド的に業界貢献を目的として個人活動の範疇でお声がけがあれば細々と活動しています。

そんな中でよく頂くご相談内容が
「広報PR部門を立ち上げたい」
「広報PRの戦略をしっかり立ててやっていきたい」
「経営と広報PRを連動させていきたい」
などなど。

広報PRを戦略的に実行していきたい!という話、よく聞くものの実際のところなかなか難易度は高いなぁと思い、今回はうまくPR戦略を立てて活用していくには、という話を書いていけたらと思います。

この記事は #PRLTアドベントカレンダー2022 の22日目にエントリーしています。

広報PR戦略って必要?うちもやった方がいい?

立てたい人に対して、実際にしっかりと戦略を立てて運用できている会社の方が実態としては圧倒的に少ないというのが印象です。冒頭にも書きましたが、しっかりやろうとすると広報PR部門が自立して組織からドライブしていく必要があるので、結構ヘビーな作業になります。

立てた方がもちろん良いので、聞かれたら「絶対立てた方が良いです」と伝えているのですが、伴走する中で実は状況によっては「いまはやめましょう」「ステイしてこの時期になったら再開していきましょう」という判断も多いです。

策定しておいた方が絶対に良いけれど、現場の状況を見ながらやりましょう。が私的な解かなぁと思います。

あとは組織のサイズやフェーズにもよって、自分たちはどれくらい詳細な広報PR戦略を立てる必要があるのかのボリューム感を調整するのも良いです。

策定するかどうかの判断軸とやるべき事

じゃあ自社はどうなの?という目安があると良いかな、という事で私的おすすめ目安を考えてみました。

簡易版を策定:プレスリリースする事項が発生してきた

そろそろプレスリリースを出したいな、というものが2〜3個出てきた状況の場合は、簡易版を経営者とすり合わせておくというくらいでも良いと思います。スタートアップだとシードからシリーズAまであたりのプロダクトを出した辺りの組織が多いかな、と思います。このフェーズの場合、広報PRにかけられるリソースも限られている事も多く、事細かにやってもtoo muchになってしまうケースが多い印象です。

最低限の以下のような事をしておくくらいかな、と思います。あとは各発信機会で近くのステークホルダーと大切にコミュニケーションするのを心がけていくだけでも十分下準備はできます。

  • 会社の魅力を言語化しておく

  • ステークホルダーマップを作る

  • ステークホルダーへのコミュニケーション方針を決めておく

  • プレスリリースのロードマップを立てておく

戦略目標を策定:広報PRで実施したい事が出てきた

「採用広報や事業広報をしたいな、プレスリリース以外のこともして効果を出していきたいな」というフェーズになってきたら、もう少し戦略的に考えていっても良いかもしれません。簡易版に加えて、しっかりと期間と目標を決め、何に注力していくのかという事も考えていきます。

  • 得たい認知の言語化

  • プレスリリース以外の施策ロードマップ

  • 期間に対しての目標の策定・注力部分の決定

等他の項目も強化していきます。

しっかり策定:プレスリリース頻度が多く、ステークホルダーが多くなってきた

IRやコーポレートPRなどが本格化してくる時やステークホルダーの輪をどんどん増やしていきたいフェーズになると、しっかりと戦略を立てていく必要があります。また、保守も必要になってきます。

  • ステークホルダーの分析・ヒアリングからの戦略・施策策定(広聴強化)

  • 事業部毎のヒアリングと目標策定

なども追加していきます。

広報PR戦略うまく活用していく

広報PR戦略を立てて活用できるとたしかに良い事も多いです。特にワークさせれば、やるべき事に集中できるようになるので、工数でいっぱいいっぱいになりにくいです。

策定していく最中では多くの方とコミュニケーションを取る事になるため、組織の意識の発見があったり、統一化されます。

もちろん、どんなフェーズでもしっかりやれているのがGOODだという話はあるのですが、何かと手足を動かす作業やイレギュラーも発生しやすいのがPRパーソン。無理なく健やかに、便利んば広報PR戦略というしゅほいを使って組織や事業の魅力を伝えられるようになっていくといいなと日々思っています。

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