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できない理由を並べる前に

1992年12月、中学1年生。
スキー部に入った僕はいよいよ始まるシーズンが一体どんなものか皆目検討がつかぬままスキーの板と荷物を山ほど抱えて越後湯沢駅に降り立った。
事前に言われてた通り西口をでると目の前に、ハイリフトで4WD化された三菱ローザがガーッと止まり、ドアが開き、「関根か?乗れ!」というのが湯沢町との出会いだった。

それから29年。
必ず春夏秋冬どこかのシーズンには必ず町に行き、全てを楽しませてもらった。もちろん楽しいことだけでもなかったけど、だいたい振り返れば楽しいもんだ。

我が息子たちも生まれてから必ず毎年この町に連れて行っている。当人たちが行きたいとか行きたくないとかそんなことは関係なく、行くもんだと言うことで連れて行っているが、川に入れば「俺のプールだ!」とか勝手なことを言っているし、魚や山菜を獲ったり、雪山に登ったり、原っぱをバギーで走り回ったり、やりたい放題やっている。なにより、世の中のことを東京から離れたこの湯沢町で学んでいる。理不尽なことも含めて。

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湯沢町は我が家から関越道をぶっ飛ばして2時間、上越新幹線に東京駅から乗れば70分の至近距離。特に冬場は谷川岳のおかげでこっちとあっちじゃ景色がまるで違う別世界が堪能できる稀有な地で、だからこそそれが途方もない魅力になっている。気がする。

そんなことはさておき、今回、約30年付き合ったこの町に今年の8月のほとんどの期間、拠点を構えてみることにした。
もともと湯沢町の転職・移住サポートをしているきら星株式会社の伊藤さんとは面識があったこともあり、彼女が手がけている企画にのって実際に動いてみることにした。というよりも、「こんな企画あるよ」と教えてもらったからホイホイとのってみた、と言った方が正しいかもしれない。

物件はこれ。

詳細はこちらにもUPされている。

期間中おそらくずっとここで寝起きするわけでもなく、時にどこかに出かけていくと思うけれど、それこそ「ただいま」は湯沢町、そんな日々を過ごしてみようかと思っている。もちろん東京で暮らしているときの「ちょっとそこまで」のエリアが全然違うので、トレーラーも持って行こうかなと思案中。

妻も子どもたちも湯沢町をベースにすれば良いし、それぞれ移動しなければならない予定が発生すれば、それこそそれぞれが自由に移動すれば良い。

僕が携わってるLivingAnywhereって「都市集住からの脱却」が主軸主題なわけで、まずはそれを実践してみたい。
なんていえば聞こえはいいんだけど、できない理由を並べる前に、やってみろよ!って言うだけの話だったりする。

ワクワクしっぱなし。




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