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オンライン生活と推理小説とホットコーヒー。

最近、私のSNSラインナップにclubhouseが加わった。

この威力が予想以上に大きくて、新しい情報に脊髄反射で食いついてしまう私はあちこちのroomを渡り歩いていたのだが、2日間ですごく疲れてしまった。

clubhouseは楽しいのだ。楽しいのだけど、ジャンル問わず様々な情報が音声で流れ続けていて、時折その情報の洪水に飲み込まれそうになってしまう。

一旦、情報を遮断する時間を作ろう。
そう思って今、推理小説を読んでいる。ホットコーヒーをお供に。

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子供の頃から小説が好きで、特に推理小説に惹かれた。

小学生の頃に読んでいたのは海外のものだとシャーロック・ホームズ。国内だと赤川次郎さん。その後色々つまみ食いをして、今は東野圭吾さん。

何で推理小説がそんなに好きなのか考えてみた。

張り巡らされた伏線にハラハラする緊張感、そして謎が解けていく解放感。この二つが日常のストレスを全部溶かしてくれて、読み終えた後、気持ちがリセットされるからだ、多分。

何気ない描写に解決の糸口や犯人に繋がるものがさりげなく登場していて、これはもしかして・・・?と記憶の片隅に留めながら、私は気がついたら全神経を投入している。

その伏線が徐々に犯人に繋がり、追い詰め、最後にパズルのピースを一つずつはめるように事件の全貌が解明されていく描写を読み進めながらようやく神経が緊張から解き放たれていく。そして読み終えて本を閉じ、我に帰る。

推理小説に限らず、本を読んでいる間、私はその世界の住人になっている。だから読んでいる間に、会社であった嫌なこととか、少し落ち込んでいた気持ちとかがその世界観で上書きされて消えていくのかもしれない。

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今、起きている時間の大半はオンラインに繋がっていて、ネットサーフィンしたり、オンラインショッピングしたり、SNSで話したり。

繋がることで得られる情報は確かにたくさんあるけれど、繋がり過ぎることで精神的に休まらなくなってしまう時もある。

オンライン中心となった生活の中に、あえて推理小説を読む時間。淹れたてのホットコーヒーを傍に。

こんな時代だからこそ、オンラインから離れる時間も作ろう。

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