黒石市を見守る神社にある碑 〜黒石神社①
こんにちは。子峯です。
今回は青森県黒石市にある黒石神社を参拝。
年季の入った手書きの看板。こういうのたまらないですねー。笑
この由緒書によると
とあるように、黒石市の基礎を築いた津軽十郎左衛門信英が祀られている神社であることがわかります。
その他、境内には多くの文化財があるようです。
明治天皇が巡幸された神社であり、その碑が建っていますが、それは次回ご紹介します。
では、早速、拝殿より。
「石」字に妙な一画がありますが、これは石の通俗的な書き方。
こういうのがあるのが日本的な感覚。
ただ、「石」と書くよりも何か、文字通り、引っかかる感触がある。
作者不明ながらも、シンプルな額がより字の神秘性を際立たせていると感じることができます。
由緒によると、もともと弘前東照宮であったらしい。
祀られているのは徳川家康命と津軽満点命。
東照宮御祭神徳川家康命の養女、満点姫命がここの御祭神、津軽信英公の母親に当たる関係らしく、この地に親子三代が揃っていると由緒書にある。
なかなか御加護のありそうな感じですね。
市街を見下ろせる場所に2つの碑がありました。
1つは松尾芭蕉の句碑。
正面に「春も稍けしき調ふ月と梅」と書かれる、明治26年の碑。
残念ながら摩滅が激しく、原型を伺い知るのが難しい。だが、御家流らしき典雅さをもっていて、仮名もはっきりした大きさで、推測するに江戸情緒ある碑であったのだろうと思われます。
碑の文字の雰囲気を活かしつつ、参考にと書いてみた。
「調ふ」の「ふ」が「不」なのか、「布」なのかよくわからなかったので、「布」で縦への流れをつくりました。
こちらは額に勅諭下賜五十周年記念とあり、その下に「五訓の森」と書かれた碑。
五訓(石徳五訓?)とは何かよくわからない。
こちらも摩滅が激しく、丁寧に書かれた字の雰囲気が伝わりにくい。
次回に続きます。
アクセス
〒036-0307 青森県黒石市市ノ町18 黒石神社
参考文献
『難字大鑑』 山田勝美 監修 柏書房
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