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とまり木

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2020年2月の記事一覧

健築学2〜チームコンセプトと戦術

健築学2〜チームコンセプトと戦術

現在の設計は、ひとりではできない。複数の人がチームをつくり、力を合わせてプロジェクトに向き合う。

スポーツチームや映画制作等と同様に、ゼネラルマネージャーは構想の具体化に向け、プロジェクトの見立てが重要になる。メンバー編成や技量の見極め、時間のマネジメント等が求められる。

参集されたメンバーは、プロジェクトのアウトラインや経過を聞き、各々でイメージを膨らませる。

出てきたキーワー

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健築学3〜チームでのワーキングが進むにつれて

健築学3〜チームでのワーキングが進むにつれて

チームでのワーキングが進むにつれて、メンバーの性格、長所、短所が見えてくる。 

イメージが展開し乗っている時は、どんどん進んでいけば良い。互いのリズムを感じる時は、いい仕事につながっていく。

しかし、課題にぶち当たったり、イメージの枯渇、思考が停滞し始めた時、往々にしてメンバーの動きや悪い所が目につきはじめる。

一つのプロジェクトに集中していると、必ず起こりうる状態である。この時間帯

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健築学〜文脈を読み取り物語を創る

健築学〜文脈を読み取り物語を創る

一人ひとりに生き方がある。同様に建築にも生き方がある。
「ここにこんなものがあったらどうだろうか」と、考える人のイメージを汲み取り、具現化していくプロセスは、これから何十年とつながっていく物語を書くようなものである。

過去を知り、今を見つめ、未来を描く。どんな人が集い、誰が関わっていくのか。それによりどのような空間が考えられるのか、仮説をたててみる。舞台となる土地の歴史、しがらみを知っておく

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懐かしい金華のまちづくり

懐かしい金華のまちづくり

唯一視るテレビ、大河ドラマ「麒麟がくる」で
美濃 稲葉山のCG(おそらく)がよく出てくる

20年前に関わった岐阜市の金華エリアがオーバーラップする

基本構想・基本設計をした「金華のまちの元気館」は玉井町(赤印あたり)に建設された

周辺地域に調和させた設計た意匠は、まちなみ条例を策定された地元のN設計研究室S氏と、侃侃諤々しながら、変形地に落とし込んだものだった

というよりも、設計の話ではな

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プロボノ振り返り会

プロボノ振り返り会

昨年9月にキックオフをした川崎プロボノ部2019の振り返り会が行われた。

ワーカーと7つの団体との創発。言葉は知っていたが、実践の場に入ってみるとこれまでのイメージと全く違っていた。

いい意味で外れた。こんなに惜しみなく自身の時間とスキルの提供をされる人たちがいることに驚かされた。(大学では少々乱暴な教え方をしていた。)

よくある委員会方式と異なる小回りの効くスタイルで、各論へダイレクト

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環境の言葉

環境の言葉

川崎市地球温暖化防止活動推進センターに、【環境危機】の文字が躍動している。
新年、高津高校書道部の皆さんに書いていただいた作品である。

世界的にも【crisis】が多用されている。
危機的状況であることには違いない。しかし、COP25会議は紛糾し、グレダさんのにらめつけるような記者会見と周囲の反応を見ると、意識のばらつきは否めない。

地域活動へ参加して感じるのは、危機的よりも楽しんで取り組んで

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ブラタモリ的SDGsで一区切り

ブラタモリ的SDGsで一区切り

神奈川県主催「かながわSDGsパートナーアクションミーティング」に出席した。
黒岩知事のmission、passion、actionの掛け声から始まる。

私は、所属するNPOからスピーチとブース出展。
昨年春からチャレンジしている環境分野の活動。いろいろな向き合い方を知る中、SDGsは始まったばかりで、どちらも手探りの状態であった。

全国的な研修会に参加し、アプローチ方法のイロハを学んだ。小中

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