Nero034

これはまた、別の世界の話 個性を吐き出す場所      少しでも楽に🤏

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これはまた、別の世界の話 個性を吐き出す場所      少しでも楽に🤏

最近の記事

白息

反射した光が 僕を楽にさせる 散らばった星たちが まだ輝いてる 12月に吐い息が 煙と共に消える  吸ったことのないタバコを ふかした君は今なに思うの 目を閉じたまま 冷めない夢を見ていよう

    • 創刊

      出逢えたから此処にいるの 忘れたからかき集めたの 君の歌聞こえないよ もう聴き飽きたの 君と僕とで書き換えよう この世界に上書き保存しよう パッと咲いた煌めきと ポッと出る不安で 無双しよう

      • エモーショナル

        心の奥で泣いている   砂嵐のテレビはまだ消えない    過ぎ去った日々の記憶が   窓辺から飛び立って行く    心の奥で泣いている    砂嵐のテレビはまだ消えない    闇の中で見つけた光が    夢の向こうで歩み出す    過去の痛みを背負って    過去の痛みを癒して    心の奥で泣いている

        • アスファルト

          雨上がりのアスファルトに 病み上がりの少年は 絶望と隣り合わせの 世界にいる  反射したプールは 今日も青いから 笑われない様に 失わない様に そっと目を逸らす  程遠い窓際に立つ光から 聞こえない様に 届かない様に そっと そっと

          レインコート

          雨が降る 音は無い あの時の 音は無い 涙で滲んだ世界が 瞳から溢れる時 僕を躊躇させる レインコート 花が咲く 夕暮れはまだだから  レインコート 花が咲く   朝焼けはまだだから   空はまだ青いから   何気無い毎日に理由は無い   降り続ける理由は無いけど   色褪せた世界が   心から溢れる時   僕を躊躇させる  

          レインコート

          匿名希望

          匿名希望 ごめんの一言言い放つ 忘れられないようなこと 忘れられないようにする 本文例文感想文 挙句の果てに下書き保存 決まった長い定型文 レールに敷かれて叩かれて 黙って堪えて黄昏る

          匿名希望

          人生観測器

          やりたい事は 沢山あるけど やれない事も  沢山あるんだ この先長いの 人生 ってやつはさ のんびり歩いてちゃ とても 飽き飽きしちゃうのさ

          人生観測器

          弾道

          単純だった僕らは 青い空を探した 隠すのは簡単だけど 見つけ出すのは難しくて 僕を呼ぶ声は聞こえない 生きずらいこの世界で 誰と出会えばいいのか 答えを探るけど  どこにも載ってなくて 生きずらいこの世界で 君と出会えたこと 肌身離さず取っておくよ 僕の中の時間が止まるまで

          乖離率~存じ上げません~

          そうやって来てくれるからさ    どうせだったら最後まで居てよ   信じなくたっていい   考えなくたっていい   昨日の続きをしよう   空のような暖かさは   夢のように    淡く深く突き刺さって   朧げな月は濁った    不甲斐無い笑顔に影がかかる   きっとそっとゾッとする    待ってばっか   君はバカ    ただ帰ってきて欲しいだけで  話したいことはたくさんあるけど   10円だけじゃ足りなくて   回した指に嘘をつく   そうした距離で   隠れ合って

          乖離率~存じ上げません~

          ノーノーマル

          ガラスの空を割って 辿り着いた時から 今日も息をしてる 楽しみだった夏休み いつから楽しくなくなったのかな 毎日追われる日々  夏の声に耳を塞ぐ 小惑星の献花代 錆びれた昔の滑り台   落下地点で咲いている   握りしめた傘を手に   勇者の帰りを待っている

          ノーノーマル

          ○×△

          暗い夢の中で君は光る 行方など知らず彷徨っていた ただ輝いていたいだけなのに  君は笑う 暗い夢の中で君は歌う 知らず知らずに近づいた  ただ聞かせてあげたいだけなのに 君は笑う 想うには遠すぎて  気づいたら近すぎて  考える暇さえ拒んでた   何もできないのに    だから   風に流されてしまう   言葉だけじゃ   風に流されてしまう    夢は閉じたまま     時代に飲み込まれて  錆びついた空のまま   

          風の夜

          眺めがいい 気持ちがいい   空がいい 夜がいい  吐き出した言葉育て続ける  目を出す頃には枯れている そんな時も  夜がいい

          風の夜

          アントネ

          溶けそうな日々 何もしないから 振り返らず ここに居る 何も無いから 待っている 色褪せた世界から   思い出せる世界へと   忘れそうな霧がかかるけど   残りあと何年、あと何年 あと何回かの

          アントネ

          別れ道

          降り始める雨と 聞こえてくる声と 並んで初めて嫌いになって   痛くない頭痛と背中を押して 責め続ける今日も雨です 雨ですこころも雨ですこのところ雨です それでもきっと晴れます 晴れますこころも腫れますここんとこ腫れます 最初で最後の天気をここに

          別れ道

          明晰夢

          パッと浮かぶ不安は想像のせいにして 想い描く夢はさぞかし楽しかろう 美化された身体を堪能し 操る思考を謳歌して  生きる今日も青色

          年齢

          目が腕から覗く 涙の色は何色? 記録と化して  思い出を刻む 黒くて白い 深くて浅い  尊くて憎い  そしてまた目が覗く