見出し画像

Shadowverse ES地方大会 2022 Winter 東京大会レポート

12月10日(土)、note placeにてShadowverse ES地方大会 2022 Winter 東京大会が開催されました。
この記事では、会場風景と大会結果についてレポートします。

Shadowverse ES地方大会とは年に4回、各地域で開催されているShadowverseの公式オフライン大会です。
上位入賞すると『RAGE Shadowverse』予選大会へ招待される副賞もあり、非常にハイレベルな戦いが繰り広げられます。
今大会の12月10日(土)に行われた東京大会は株式会社Sekappyの主催で行なわれています。

会場としてお借りしたのは、外苑前にあるnote place。さまざまなイベントに使われるレンタル制のイベントスペースです。


入口はこんな感じになっています。しゃれたカフェのような雰囲気で、たくさんある本を対戦の空き時間に立ち読みするプレイヤーも。


大会が行なわれるのは、明るくきれいで、広々としたメインホールです。


よく見ると、椅子の背の形がいろいろあってかわいいんです。

note placeは、誰でも気軽にブログ記事を書いたり読んだりできることでおなじみのサービスnoteが運営するイベントスペースです。
今回のようなカードゲームの大会だけでなく、トークイベントやワークショップなど、さまざまな形態で利用されています。オンライン発表会などの動画で、この本棚の背景を見たことがある方もいるかもしれませんね。
また今回は使用していませんが、フロアにはキッチンを備えたラウンジや設備が整った配信ブースなどもありますので、興味のある企業・団体の方はぜひWEBサイトをチェックしてみてください。

イベント会場の風景

本日のフォーマットはBO3・ローテーションです。
スイスドローダブルエリミネーションによる予選6回戦ののち、シングルエリミネーションのプレーオフトーナメント(計3回戦)を行ない、優勝者を決定します。

朝の受付の様子。

開会式で、大会ルールを説明しているところです。なお、参加プレイヤーはリストバンドのQRコードを読み込むことで、「選手のしおり」を読むことができます。

参加者59名で第1回戦が始まりました。


試合中は空気がピンと張りつめ、静まり返って、エアコンの動作音ですら大きく聞こえるほどです。


タブレットを使ったり、テーブルの下で熟考したり、プレイ中のスタイルはさまざま。


試合中は真剣そのものですが、対戦の合間にはホールを出たところのロビーで選手たちが談笑する風景も見られました。


来場していた有名選手に一言、意気込みを伺いました。
横浜F・マリノス所属プロの水煮選手(@mizuni00)のコメントは、「最近地方大会は勝ちきれてないので、今日は勝ちたいです」。


こちらは有名プレイヤーであるかわい選手(@kawaibdad )。「負けないように頑張ります!」とのことでした。


感染予防対策として、勝ち残った方以外にはご退出いただいているため、6回戦目になるとプレイヤーもぐっと少なくなり、より緊張感が漂っています。
なお、上でご紹介している水煮選手、かわい選手ともにここまで残っており、「強豪プレイヤーはやはり勝っている」ということがわかります(惜しくも最終マッチで敗れてしまいましたが)。


見事プレーオフに進出した選手の皆さん。副賞としてレッドエーテルなどのほか、RAGE Shadowverse 2023 Springでの不戦勝(数は順位により異なります)を獲得します。

プレーオフ進出者7名のプロフィールや使用デッキにつきましては、こちらのページをご覧ください。
なお、今会場限定のキャンペーンとして、noteでレポートを書いたプレーオフ進出者にはAmazonギフトカード3,000円分が贈られます。12月18日までに順次アップされる予定ですので、そちらのレポート記事もぜひご覧ください。

決勝戦ダイジェスト


決勝戦は、予選1位でプレーオフに進出したさいたま選手(左)と、7位で進出した小林選手(右)による対決となりました。
試合の内容をダイジェストでご紹介します。


1試合目

小林『ディスカードドラゴン』vs さいたま『威光ロイヤル』

『ディスカードドラゴン』デッキ解説:
豊富なPPブーストで試合を優位に進行し、バーンダメージでの削り切りを狙います。
《銀色の清純・アルジャンテ》や《金色の威信・リュミオール》など、「自分の手札を捨てる」ことで強力な効果を発揮するカードが多く採用されているのが特徴です。

『威光ロイヤル』デッキ解説:
《ゴールデンウォーリアー》の効果で呼び出した《騎士王の威光》で「連携」数を稼ぎ、《戦地への呼び出し》や《華の大将・タケツミ》といった強力なカードたちをアクティブにしていきます。
「《神速のクイックブレーダー》の攻撃力をアップさせ、2回攻撃で大ダメージを叩き込んで勝利を狙う」という必殺技も兼ね備えた速攻寄りのデッキになっています。

先攻は小林選手。序盤から、《砕石竜》や《銀色の清純・アルジャンテ》などで手札を回転させつつ順調にPPブーストを重ねていき、《金色の威信・リュミオール》で盤面を制圧、主導権を握り続けます。


顎に手を当てて熟考する小林選手

終盤、相手の《ウーラノス》を見据えたさいたま選手のスーパープレイが輝きました。
残りデッキ枚数の少ない小林選手は《ウーラノス》攻撃時の9点バーンが狙える状態になっていましたが、それを見越したさいたま選手は、相手リーダーの体力を少しでも削りたい状況であるにもかかわらず、あえてリーダーではなくフォロワーに攻撃。これによって盤面を《ヘヴィーナイト》1体になるよう調整し、《ウーラノス》の攻撃先を盤面から消す選択を取りました。
実際に小林選手は《ウーラノス》を手札に抱えており、このプレイでさいたま選手は1ターン延命することに成功しています。


ほぼ常に片手だけ、最低限の動きのみでプレイするさいたま選手

しかし、可能だったのは盤面をフラットに戻すところまで。最後は小林選手の《キャプテン・ドラグウッド》が《突風のドラゴン》を2体呼び出し、さいたま選手の残り体力10点と、逆転への希望の芽を叩きつぶして勝利しました。

小林1-0さいたま

2試合目

小林『秘術ウィッチ』vs さいたま『威光ロイヤル』

『秘術ウィッチ』デッキ解説:
《大地の魔拳》や《アシッドゴーレム》など、「土の秘術」を使ったバーンダメージで相手の体力を削り、《スペリオルコントラクター》などでフィニッシュを狙う速攻寄りのデッキになっています。

20分近くかかった1試合目と異なり、2試合目はスピーディな展開となりました。
再び先攻を取った利を活かした小林選手が、さいたま選手を追い詰め続けます。
さいたま選手も面展開により5ターン目には小林選手の体力を10にまで押し込みますが、《アストラルシャーマン・ライリー》2体でしのがれてしまいます。


最後は《伊達の大見得》によるダメージ軽減をもろともせず、小林選手が7ターン目に《アシッドゴーレム》、《スペリオルコントラクター》2枚で15点を削りきり、ストレートで勝利を収める結果となりました。

小林2-0さいたま

大会結果


11時半に始まり、19時までにわたる長い戦いの末、優勝を飾ったのは小林選手でした。おめでとうございます!
「笑顔を作るのがとても苦手で……」と仰りつつも、優勝賞品の1つであるShadowverse EVOLVE《竜の託宣》プロモーションカードを手に、ポーズを取っていただきました。

参加されたプレイヤーのみなさんもお疲れ様でした。それでは、また次の大会でお会いしましょう!


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?