世界三大美女
世界三大美女とは、人類史上において特に美人だったとされる3人のことを指します。
一般に世界三大美女とはクレオパトラ7世、楊貴妃、小野小町とされています。
クレオパトラ7世
クレオパトラ7世とは古代エジプトのプトレマイオス朝最後のファラオ(女王)で、マルクス・アントニウスと関係を持ち、最期は捕虜になることを拒んでコブラを身体に噛ませて自殺したとされています。
「クレオパトラの鼻がもう少し低かったら、世界の歴史も変わっていたであろう」と評したのは『パンセ』の作者パスカルです。
楊貴妃
楊貴妃は中国唐代の皇妃で最初は玄宗皇帝の皇子である李瑁の妃でしたが、
のちに玄宗皇帝の寵愛を得て皇帝が放蕩にふけり、国政をおろそかにした結
果安禄山とその部下史思明によって安史の乱を起こされてしまいました。
小野小町
小野小町は伝承によると出羽国(現在の山形県・秋田県)の生まれとされています。
彼女を愛していた深草少将が「もし自分のもとに百日間通い続けたら結婚しよう」と言われ、九十九夜通いましたが最後の一夜で冬の寒さによって凍死したという伝説が有名です。
また、百人一首のうちの一首である「花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふるながめせし間に」の作者としても知られています。
彼女の晩年については不明ですが、上記の歌の存在から老齢まで生きていたものと思われます。彼女を題材とした『卒都婆小町』という能楽の演目もあります。
しかし、クレオパトラ7世、楊貴妃、小野小町の3人を世界三大美女とするのはどうも日本だけのようで、海外では小野小町ではなくギリシャ神話に登場する古代スパルタの王妃ヘレネや楊貴妃の代わりに中国秦の滅亡後劉邦と天下を争った項羽の愛妾虞美人を加える場合もあります。
実際、ファストファッションのチェーン店であるGUのコマーシャルメッセージでは小野小町の代わりにヘレネが登場しています。また、世界四大美女としてフランス国王ルイ16世の王妃マリー・アントワネットを入れることもあるようです。
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