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世界三大テノール

世界三大テノールとは、ホセ・カレーラスやプラシド・ドミンゴ、ルチアーノ・パヴァロッティの三人を意味します。

三人でコンサートを行った際使用した、THETHREETENORSから名付けられました。三人で行った最初のコンサートは、1990年のFIFAワールドカップイタリア大会の前夜祭です。

前夜祭は、白血病から快復したカレーラスが、白血病の研究のため設立した財団への寄付を目的に計画しました。

前夜祭がきっかけとなり、三人はワールドカップに合わせて開催地でコンサートを開くようになります。
前夜祭を計画したカレーラスはスペイン生まれのテノール歌手で、8歳でスペイン国立放送に出演し、リセウ音楽院で学びます。

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前夜祭がきっかけとなり、三人はワールドカップに合わせて開催地でコンサートを開くようになります。前夜祭を計画したカレーラスはスペイン生まれのテノール歌手で、8歳でスペイン国立放送に出演し、リセウ音楽院で学びます。

音楽院で学んだ後リセウ劇場でノルマのフラヴィオ役でデビューし、1975年には仮面舞踏会のリカルド役でミラノスカラ座でデビューします。

カレーラスの魅力は情熱的で懸命な歌唱で、声質は軽やかなリリコですが、重いスピントの情熱的な歌唱にも挑戦し評価を得ています。

プラシド・ドミンゴ

声質が甘くドラマチックな表現が魅力のプラシド・ドミンゴはスペインのマドリード生まれで、1955年にメキシコシティの国立音楽院に入学します。

1959年にメキシコ国立歌劇場でテノール歌手としてデビューし、1968年にはメトロポリタン歌劇場でフランコ・コレッリの代役としてデビューし成功を収めます。

1971年にはロンドンのロイヤルオペラハウスでデビューし高い評価を得ました。

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ルチアーノ・パヴァロッティ

高い評価を得ているのはルチアーノ・パヴァロッティで、神に祝福された声やキング・オブ・ハイCと呼ばれるほどの高い技術を持っています。

パヴァロッティはイタリアに生まれ、1954年にアリゴ・ポーラに師事し本格的に声楽を学びます。

1961年にレッジョ・エミーリアの声楽コンクールで優勝し、4月にラ・ボエームでデビューしました。
1972年に、メトロポリタン歌劇場で連隊の娘にトニオ役として出演しますが、アリアでハイCを9回歌い名声を確立します。

名声を確立し活躍しますが2007年に死去し、三大テノールとしての活動は終わりを迎えました。

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