イースターってどんなイベント?〜世界のイースターの過ごし方〜
世界の多くの国では、イースターはクリスマスやハロウィン同様に大きなイベントの一つです。
テーマパークでのイベントなどで「聞いたことはある」という人もいると思いますが、まだまだ日本では馴染みのないイベントですよね。
本記事では、世界でイースターのお祭りがどのようにお祝いされているのか調査し、まとめてみました。
イースターってどんなイベント?
ハロウィンは秋の収穫祭。
クリスマスはイエス・キリストの生誕祭。
それらのイベントと並ぶイースターは、どのような意味を持っているのでしょうか。
イースターはイエス・キリストの復活祭!
キリスト教では、イエス・キリストは処刑された後に復活したと言われています。
その復活を祝うお祭りがイースターなのです。
キリストの生誕を祝うクリスマスもとても重要な祭日ですが、復活を祝うイースターの方がより重要な日とされています。
イースターはいつ行われるの?
イースターは春分の日の直後の満月の翌日曜日。
日曜日にキリストは復活したと言われていることから、そのように日にち設定となっているようです。
大体の国ではイースターの週の金曜日からHOLY WEEK(聖週間)が始まるところが多く、学校や仕事もお休みになり、みんなでキリストの復活をお祝いします。
街では、3月に入ると徐々にイースターに関連したお菓子やマスコットたちが並びます。
ちなみに今後のイースターは、
2021年4月4日(日)
2022年4月17日(日)
2023年は4月9日(日)
春分の日の直後の満月の翌日曜日とだけあって、年によって日にちは様々です。
卵とうさぎがモチーフ!イースターのお祝い方法
キリストを信仰している家庭は、基本的にイースターの週の金曜日と日曜日に教会へ行き、その後ご馳走を食べ、家族団欒の時間を過ごします。
家族団欒の際はイースターハントなどのイースターに関するゲームをし、みんなで楽しいひとときを過ごしながらお祝いします。
お祝い用の食べ物が決まっているような地域もあるようですが、基本は食事に決まりはありません。
イースターまでの期間に動物性の食べ物を禁止する宗派もあるため、それらの食べ物の解禁日となることも少なくないようです。
更にイースターと言えば、卵やうさぎが復活祭のモチーフになっていることも特徴の1つです。
生命の誕生や復活という意味を持つ卵は、キリスト復活の象徴ともされ、イースターエッグとしてカラフルにペイントされ、装飾に使われたり食べたりします。
豊穣を意味するうさぎは、イースターバニーとしてマスコットキャラクターとなり、イベントなどで活躍しています。
国や地域にもよりますが、ちょっとした長期休みになるので、その間にイースターに関するイベントを楽しんだり、旅行をして過ごす人たちもいます。
各国のイースターinハワイ
ハワイでは、アンティレレというハワイ独自のイースターバニーが現地の人々に愛されています。
大きなショッピングモールなどでは、このアンティレレとの撮影会が開催されたり、マスコットキャラクターとして登場し、家族連れに大人気です。
ホテルなどではイースター限定のサンデーブランチなども登場。
観光地などのショッピングセンターは営業していますが、それ以外の地域では店が臨時休業している可能性もあるので、確認が必要です。
各国のイースターinニューヨーク
ニューヨークでは、イースターパレード&ボンネットフェスティバルという100年以上もの歴史あるイースターイベントが開催されます。
名前にはパレードとついていますが、実際はパレードが行われるのではなく、イースターをテーマにしたカラフルなファッションの人たちが集まり、各々写真を撮影しその場の雰囲気を自由に楽しむ、おしゃれで華やかな集いです。
この時期は住んでいる人たちだけではなく、イースターを目当てに観光客も沢山訪れます。
各国のイースターinフィリピン
一方でアジアは、他の欧米諸国に比べるとキリスト教徒が少ないため、日本に限らずイースターが浸透している国の数はまだ多くはありません。
キリスト系の宗教を信仰している人が多いと言われる台湾ですら、イースターは大きなイベントとして認識されていません。
しかしフィリピンでは、クリスマスとイースターは日本で言うお盆や正月のような扱いで、国の一大イベントとしてお祝いします。
街にはキリストの受難を分かち合おうと、背中が血だらけの男性たちが出現したり、キリストが十字架刑を題材とした演劇が行われたりします。
カラフルで華やかなイメージがあるイースターですが、フィリピンでは「キリストの気持ちを分かち合い、復活を祝いたい」という気持ちが少し強いように感じます。
地域によっては過激な地域もあり、本当に自分たちの手足に釘を打ち、十字架に磔(はりつけ)にされている光景も珍しくありません。
子供たちは怖い思いをしないのかと心配になりますが、イースターの1週間前からHOLY WEEKとして仕事や学校がお休みになるので、そういう意味でも大人も子供もイースターを楽しみにしているようです。
各国のイースターinオーストラリア
オーストラリアでは、他の国のようにイースターの週の金曜日から学校や仕事がお休みになります。
多くの人がお休みになるので、イースター期間はオーストラリアの観光地は各地が賑わい、国内の飛行機や道路が1年で最も混雑する期間と言われています。
ホテルなども予約が埋まりやすいので、この時期にオーストラリアに行かれる場合は早めの予約が必要です。
また、イースターの週の金曜日と日曜日はお店もお休みのところが多く、土曜日に買い物客が集中します。
オーストラリアではイースターバニーの他に、オーストラリアの絶滅危惧種のビルビーがイースタービルビーとしてマスコットになっていることもあるみたいですよ。
都市部ではイースターに伴うショーやスポーツイベントが行われ、国民全体がお祭り感覚で楽しむ行事の1つとなっています。
中でも、オーストラリア最大級のイベントと呼ばれている「シドニー・ロイヤル・イースター・ショー」は、イースターまでの2週間に行われるビックイベントで、ショーや花火だけでなく、食に関するイベントや動物と触れ合えるイベントなども開催されます。
田舎の地域では一部お店や交通機関が土曜日も含め、お休みの場合もあるので、確認が必要です。
まとめ
日本では馴染みの少ないイースター。
宗教の違いはあれど、みんなで楽しむ一大イベントの1つとして世界各国で愛されている行事です。
今回紹介できなかった国でも、欧米を中心に行われるイベントの1つなので、気になる国がある方は調べてみても楽しいかもしれません。
もしも体験する機会があれば、是非各国の特色を味わいながら楽しんでください。
セカイの住まいでは、他にも世界の様々なイベントや暮らしについてもご紹介しています。
気になった方は是非他の記事についても読んでみてくださいね。
※当記事はセカイの住まい公式サイトでも公開しております🌍
🌐セカイの住まい本サイトはこちら🌐
セカイの住まいではインスタグラムもやってます♪
noteには載っていない情報も掲載されているので、是非フォローしてみてくださいね🔻🔻
次回の更新もお楽しみに🌟
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?