虚無の毎日を受け入れる勇気がない

何一つ刺激のない毎日。

僕は特にやりたいことがなかったので、サラリーマンになった。

社会人になったら心境がかわるかなと思っていたが、多少の意識変化はあれど、虚無の人生はそのまま続いている。

毎日会社に行く。くだらない会議に呆れる。
我慢して建設的な議論をしようと意見を出す。
サラッと流される。

こんなんばかりだから、自分の影響力はあまりにも小さいなと憂鬱になる。気持ちに余裕が無いから、会社の悪い部分ばかりが目につく。

特に、企業には一定の割合で"頑張ることを諦めたおじさん"が存在するということに気がついてから、余計に憂鬱になってしまった。

そのおじさんは会議で悩むことが仕事で、何一つ結果を出そうとしない。上司が何か言えば全面的に同意し、会議を円満に終わらせようとだけする。

会議以外の時間は、パソコンを眺めているだけだ。

このおじさん達の生産性は、ゼロだ。
給料泥棒のようなもので、ニートよりタチが悪い。

僕の言葉や姿勢じゃ、このおじさんがはるか昔に無くしたモチベーションを復活させることは出来ないのだろう。

会社の人事はざっくりとしか業務を管理しないから、こんなおじさんでさえもクビになることは恐らくない。

僕も、このおじさん達みたいに虚無の人生を受け入れることが出来れば、ストレスを貯めることはないのだろうか。

凡才の僕は、大人しく天才達の邪魔をしないように慎ましく生きていけば良いのだろうか。

これに対して何も答えが出ない。
そういう意味で、僕もとうとう生産性ゼロのおじさんの仲間入りかもしれない。

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