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シルクロード:長安−天山回廊の交易路網(世界遺産検定2級・3級)

本日は中国・カザフスタン・キルギスにまたがる世界遺産、
「シルクロード:長安−天山回廊の交易路網」のポイントをご紹介します。

シルクロードは3国にまたがるトランスバウンダリー・サイト(国をまたぐ世界遺産)であり、総延長距離は約8,700kmという広大な世界遺産です。シリアル・ノミネーション・サイト(同一のテーマを持つ構成資産が連続する世界遺産)でもあります。

シルクロードは紀元前2世紀頃からアジアとインドを結ぶ交易路として使用されるようになり、ソグド人による中継交易の拠点として発展しました。天山回廊とは、シルクロードのうち天山山脈の南北を通る道のことです。

シルクロードという名前で呼ばれるようになったのは、19世紀以降。ドイツの地理学者であったフェルディナント・フォン・リヒトホーフェンが名付け親であり、シルクロードの定義を定めました。

1本の連続した道ではなく、海を通る道、砂漠を通る道、草原を通る道など、複数のルートがあります。中国の玄奘(三蔵法師)は、シルクロードのオアシスの道(砂漠を通る道)を利用してインドへ渡ったと伝えられています。道だけではなく、各地や関所など、関連する33件の物件で構成されています。

本日もお疲れ様でした。

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