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徘徊、暴力、汚物処理にまみれた仕事。3年後、思っていたものは全く違った。

実際どうなん?!認知症?!

と、よく聞かれます。

・認知症の人はみんな徘徊するの?
・認知症の人って会話成り立つの?
・認知症の人って寝たきりなの?
・認知症の人ってトイレ、食事もままならないの?

僕も、認知症介護を始めるまでは、

認知症の方と関わる機会なんてなく、

こんなイメージをもっていました。

ですが、

結論から言うと、

実際は、

大したことないです!!! 笑

っていうと、認知症を知っておられる方は、

"いやいやめちゃくちゃ大変やん、、!!"

"かなりストレス溜まるで?、、!!"

と思うかもしれません

もちろん、

大変なことも多いし、

ストレスも溜まるのもわかります!

が、

要は、

思ったより症状が大したことない人もいる

つまり

人によって認知症のレベルや幅が全然違う!

ということです。

なので、

今回は、

認知症のお年寄りでよく見られる
共通の特徴
ベスト3

と、

それぞれの症状への対策

をご紹介します!!

これをみて、

・認知症ってだいたいこんな感じなんだ
・うちの親認知症かも、、でもどうすれば

と、考えてもらうきっかけになれば!

と思いますし

介護をしているとどうしても


認知症の特性を忘れてイライラしてしまったりする

こともあるかと思います。

なので、

認知症介護をしている方には、

改めて

認知症だからはこういう言動はあるよね

と再認識して

少しでもストレスを減らして

介護にあたって頂ければ!

と思います!

"この人はこういう人だ"

と受け入れられていると、

"思い通り動いてほしい!"

と思わなくなるので

人間関係楽になりますもんね。

ですが、もちろん!

・認知症は個人差が激しい

・すべての人に必ず当てはまる症状は少ない

ということを踏まえて、

あくまで僕の主観として、

一参考にでもしていただければと思います!

というわけで!早速一つめ!

よくある認知症の共通点
[その①自分でも何を言っているか
わかっていない。]

⇒・認知症の本人も、話したいことが上手く伝えられていません

⇒・なので介護する側は、認知症の本人に
"言っていることがよくわからない" 
と返答しがちです

⇒・ですが認知症の本人も

・"何か伝えたいことはあったけど忘れた" 状態

だったり

・"なんと言葉にしていいかわからない、忘れた" 状態

だったりします。

⇒なので、認知症のお年寄りが発する言葉に、いちいち反応するよりも、
"何がしたいのか?" "何か不安なのか?"
気持ちを考えてみるのが良いかもしれません。

つまり、

[対策があるとすれば?]

⇒言葉の内容ではなく、気持ちを想像してみる。

(喉がかわいたのかな、トイレに行きたいのかな、寂しい気分なのかな、眠たいのかな、お腹が空いたのかな、など)

と、なると、

"じゃあ認知症の人って、頭の中が常にぐちゃぐちゃなの?"

って思うかもしれません。

人により差はありますが、

もちろんそれも共通点で、

次に繋がります。↓

よくある認知症の共通点
[その② 基本的に常時頭が混乱している]

⇒・認知症の本人も、体が昔ほど上手く動かなくなっていることはわかっている、ように僕は感じます。

⇒・トイレに行きたくて立ち上がった。
         ↓
・立ち上がると何で立ったのか忘れた。
なんて日常茶飯事です。

⇒・"なぜここにいるのか" "今何をしているのか"
"何がしたかったのか" "何をしていたのか"

記憶が不安定なのでなおさら、自分に行動にも自信を無くしがちです。

そうなると、

[対策があるとすれば?]

⇒・一緒になって混乱しない。

が一番大事だな、と現場で介護していて感じました。

そのためには、

認知症本人の行動や言葉には、混乱が表れて当たり前。

ということを踏まえて、

⇒・とにかく安心してもらう。こちらが毅然としておく。

ことが大切だと思います。

そして、ついにラスト!

ここまできたら、

・自分でも何をやっているか、言っているかわかっていない、ということはわかった。

・頭の中が混乱していることもわかった。

"じゃあ認知症の人って何もわからないの?"

"認知症の人って全部忘れちゃうの?"

って思いませんか?

実は、

認知症のお年寄りが
程度の差に関係なく一つだけ覚えていられることがある

のです。

それが3つめ、↓

よくある認知症の共通点
[その③ 内容よりも感情を覚えている]

です!

以下はすべて、

(ほとんどの認知症の方が、)という前提で読んで頂きたいのですが、

⇒・介護士がせっかくがんばって作ったごはんも、食べたかどうか、何を食べたか、覚えていません。w

⇒・介護士が汗水たらして、びちょびちょに濡れながら全力でお風呂に入れても覚えていません。w

⇒・介護士が工夫をこらして何とかみんなに楽しんで貰えるように考えたイベントやレクリエーションも

全く覚えていません!!!笑

ただ、

そのときの、感情は覚えているんです。

⇒楽しかった  ⇒わくわくした

⇒笑った   ⇒喜んだ   ⇒嬉しかった

⇒穏やかな気持ちだった  ⇒びっくりした

⇒おいしかった  ⇒ウキウキした

⇒安心した   ⇒幸せな気持ちだった、、。

などなど。

上記には、ポジティブな感情ばかり並べていますが、

もちろん

⇒腹がたった  ⇒悲しかった  ⇒寂しかった

などのネガティブな感情も覚えています。

なので、

[対策があるとすれば?]

⇒・いかに幸せな感情を維持させられるか、を考える

ではないでしょうか?

すぐに出来事や内容はすぐに忘れてしまいます。

でも、感情は覚えている。

だから、

"今" という感情をどれだけ心地よくさせてあげられるか

が大事だと思います。

認知症の人ほど、

"今"

を生きている人はいません。

介護するこちら側も、

"今"  の大切さを気づかされたりします。

忘れることって、

きっとめちゃくちゃ辛いし

寂しいし、

悲しいと思うんですが、

覚えられることが制限されたときの幸せって、
意外と豊かだったりするのかもしれません。

ぜひ!
認知症の方と関わる際は、
この3つを思い出してみてください!(^^)

最後までご覧頂き、ありがとうございました!

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