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子どもの考える力が格段に上がる、簡単な質問

自分で考えられる子になってほしい。人に言われたことをするだけでなく、自分なりに考え、自分の答えを出し、自分で決め、自分で行動できるようになってほしい。

そんな願いを抱いてお子さんと向き合われている方、たくさんいらっしゃると思います。

ところが!ちょっとしたことで、子どもたちの考える力を逆に奪っているかもしれません。気がつかないうちに。
今日は、子どもたちが本来持っている「考える力」を奪わず、すくすくと育まれる魔法の質問をお伝えします。

教えても、考える力は身につかない

と、言われると、「えー、教えれば身につくよ!」と思われるかもしれませんね。では、「教えても考える力が身につかない」という決定的な理由をお話しましょう。

あなたの学生時代を思い出してみてください。
小学校~大学までの間です。

ほとんどの方は、学校の先生に何かを”教えれれて”勉強を学んできたと思います。さて、大人になったあなたは、因数分解の公式を覚えているでしょうか。化学の実験で何をしたか思い出せるでしょうか。慣性の法則の公式を覚えているでしょうか。国語の授業で何を学んだか、覚えているでしょうか?

「○○とは、こういうものです」
と言われても、ほとんど身につかないうちに忘れます。

あなたの人生で、どんなことが大きな学びになっていますか?

一方。あなたはこれまでの人生の中で、一生モノの学びや気づきを何度か体験しているはずです。

それは、どんなときに得ているでしょう。どんな体験が、あなたの実になり、あなたに一生役立つ学びを与えてくれているでしょう。

あるいは、学校での授業を除いて、あなたが必死に何かの知識やスキルを身に付けようと努力した時代を思いだしてみてください。あなたはどんなとき、どんな気持ちで学んだときに、あなたが欲しい成果を得られましたか?

お子さんの「考える力」が引き出される魔法の質問

ここまでで、あなた自身がどんな時に人生の学びを得ているかを振り返っていただけたと思います。それを踏まえて、この質問をお渡しします。

お子さんに何か聞かれたとき。
お子さんが困ったとき。
シンプルに、こう質問します。

「どうしようか?」

つまり、答えをお子さんに委ねるということです。

「困ったね。どうしようか?」
「○○は、どうしたい?」
「どう思う?」

お子さんに問うことで、お子さんの内側にある”考える力”がギュイーーーーンと回転を始めます。実践すればするほど、お子さんの考える力は上がって行きます。いや、正確に言うと、子どもたちは元々考える力を持っています。それを、子どもたちにお返しするイメージです。

ただし、この質問のあと、あなたが思っている「答え」は基本的に口にしないでください。あなたの「答え」はあくまであなたの答えであり、お子さんにとっての「答え」とは違うのです。

そして、仮にその答えで物事がうまく進まなくても、OKです。答えが合ってなくてもいいのです。「ほ~ら、うまくいかなかったでしょ」なんて言ってしまえば、子どもたちは二度と考えなくなります(笑)この世界に失敗というものは存在しません。全て体験。体験(考えて決めた行動による結果)を、本人がありのまま受け入れることで、考える力が本来のところに戻っていきます。

          ☆ 今日の質問 ★
お子さんに何かを問われたとき。困った相談をされたとき。
困ったり悩んだりしているお子さんの気持ちに寄り添いつつ、質問してみてください。

「困ったね・・・どうしようか?」
「そうだね~。どうすればいいと思う?」

返ってきた答えを、まるで初めて体験する出来事のように、お子さんと一緒に味わってみましょう。あなたの内側に湧いてくる気持ちも含めて、味わってみてください。

本日の質問にも特典があります!

この質問を続けていくと、これまた特典がついてきます。
お子さんの考える力が高まるだけでなく、

・自分の”答え”が「違っているかもしれない」という世界がみえてくる
・この世界に「正解はない」と気がつく
・お子さんの思考力や感性の高さに驚く
・子どもたちの生きている世界を知ることができる
・子どもたちに興味が湧いてきて、もっと知りたくなる
・あなたの、お子さんを信じる力が高まる
・もっともっとお子さんを信じて任せられるようになる
・お子さんが、頼りになるライバルや親友のような存在になる
・お子さんを通じて、世界の見え方が変わる

など、数々のおまけです。豪華すぎるでしょ?(笑)
でも、本当にそうなのです。だまされたと思って、やってみてください。


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いつも最後まで読んで下さり、ありがとうございます!
みなさまからのご意見、ご感想お待ちしております。また、「こんな事例についてテーマにしてほしい」なども随時募集しています。お気軽にコメント欄にご記入ください。

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執筆者は、森のようちえん『さんさんぽ』を主催している
保育士さんたこと、ひがしなおやです。

・自分のことが大好きな子に。
・ありのままのその子に。
・自分事で考え、自分で決め、自分で動く子に。

そんな願いを込め、ちょっと変わった保育を実践しています。
横浜市近郊にて、平日毎日開催を目指し園児募集中。家族で保育を体験できる「休日さんぽ」も毎月開催しています。

森のようちえん『さんさんぽ』
・ホームページ https://www.sansanpo.org/
・Facebook https://www.facebook.com/sansanpo.mirai
・instagram https://www.instagram.com/sansanpo_hoiku/

自分の内側から”答え”を導くセッション ライフ・デザイン・メソッド
ファシリテーターもしています。
https://peraichi.com/landing_pages/view/ldm-higashi/



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