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高校部活同期と会った時の話
去年の11月かそこらの出来事。
高校の部活の同期と、ひさしぶりに地元で集まって食事をした。
同期は11人(男子5人、女子6人)いるが、ほとんどが地元に残っているので半数ほどが集まった。
学部卒、院卒がいるので、社会人3年目の人、1年目で現場研修が続いている人、最近部署が異動した人、来年やっと就職する人と様々いる。総じてみんな元気そうだった。
一般的にどうかは知らないが、僕の部活の同期の関係は色恋沙汰を男同士では話さない、男女であまり会話しない、という謎の文化があった。久々に集まってそういう空気感を思い出し、なんとなくそういう雰囲気がまだ残っていて、時たま集まるのだが、男女で席が分断されているとお互いが会話することもなく会が終わることもしばしばある。もちろんみんなで囲む席であれば、よそよそしくも話すんだけど、まるで合コンみたいだな、なんてことを久々に集まって思った。
その日話した中で自分がショックだったのは、高校時代の記憶を忘れかけていたこと。自分でも思い出せない高校の記憶があること。
高校時代の思い出の中で、話が噛み合わない瞬間があり、当時の写真を見せてもらった。写真の中に自分がいるのに、その時その瞬間の自分を思い出せない、情景が頭に浮かばない。これが時の流れだというのか、なんだか悔しい気持ちになった。自分の脳からはその思い出は必要ないと排除された。
こういうことがこれから幾度となく起こってしまうのか。
できるだけ未来の自分のために、記録に残すことを続けていきたいと思った。
高校の部活の友達は、僕の数少ない友人だから、お互いに声を掛け合いたまに酒を飲み交わそう。
僕の新しく住む街の隣に就職で引っ越してくる人もいて嬉しい。会える人は少なくなったけどより深い人に囲まれていると感じている。出会いに感謝。
訪れてくださり、ありがとうございます!