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江戸季節そばの魅力5月 茶そば

茶そばとは、蕎麦に抹茶を練りこんで茶の風味を出す、鮮やかなグリーンの色合いとお茶の上品な香りが持ち味の蕎麦。

白雪(更科)粉をベースに全体量の2~3%の抹茶を打ち込む(ところによつてまちまちではあるが)、変わり蕎麦と言われるものの代表格です。

毎年、新茶の時期を迎えて提供する店が増えます。
5月の気候に合った、清涼感のある茶そばの緑が食欲をそそります。

「茶そば」は「変わりそば」の一種で、江戸の中期頃最初に考案されたといわれています。

白いさらしな粉を製粉する技術が発達したことと、「湯ごね」という製麺技術が生み出されたことが大きな要因となり、さまざまな「創作そば」が生まれ、その一つが「茶そば」でした。

因みに最初に考えられた創作そばは玉子蕎麦切(らんきり)でした。

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写真のようにさらしなそばなどと食べ比べるのも良いですね。     (上記写真は麻布永坂更科本店のらんきり、茶、さらしなの三色そば、麻布永坂更科本店では季節のメニューとしてではなく年間を通じたメニューとして提供されています)




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