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なぜ血糖値は下がりにくいの!?

こんにちは!
こんにちは、セジマールです。
今回のテーマは「なぜ血糖値は下がりにくいのか!?」です。

結論から申し上げますと
「人間にはもともと血糖値を下げる必要がなかったから」
です。

それはなぜか、少し人間の歴史を遡りましょう。

まだ狩猟採取民だった時代には獲物が捕れないかぎり食事にありつくことは出来ず、非常に短い「飽食」の期間と、非常に長い「飢餓」の期間とを繰り返してきました。
基本的には、ごく最近になるまで人間の歴史は、「飢餓」と隣あわせです。
江戸時代には、甚大な被害をもたらした「四大飢饉」が、 東北地方では30万人以上の犠牲者が出たと言われる「天明の大飢饉」(1782〜88年)が起きています。
人間は昔から飢えをどう凌ぐか、ということについて悩み、それに対応するように進化してきました。
私たちの身体は、食べ物をしばらく食べられなくても血糖値が下がらないように(低血糖にならないように)血糖値を上げるホルモンがたくさん備わっており、飢餓の時代を凌いてきました。
しかし、近年飢餓の時代から飽食の時代へと移り変わり、食べ物が好きなだけ食べれるようになり、今度は上昇しすぎた血糖値を下げる必要が出てきました。

ところがここで問題がおきます、、、

なんと血糖値を下げるホルモンは
膵臓という臓器から分泌されるインスリン一種類のみです!

膵臓さんからすると
「いやいや、つい最近まで血糖値上げろ上げろ命令してたくせに急に下げろ言われても対応できまへんわ!」
と思っておられるでしょうね。

というわけで血糖値というのは中々下がりにくく、全世界で糖尿病患者さんが激増しているという事態に陥っています。

しかも、世界的にみて日本人は特に糖尿病になりやすいと言われております。
→(理由は次のコラムで)

みなさんも食事の摂り過ぎに注意して下さいね。

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