介護の終わりに(7)

これまでの人生でよくあったことだが、結局自分が何をしたいのかわからなくなることが多い。
例えば、外来の担当の日。たくさんの人の話を聞いていると、自分が一体何をしているのか、わからなくなる。何をしたいのか、何のために自分はこんなにたくさんの人の話を聞いているのか。

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「介護が終わったときにあなたの物語を書くべきだ」(酒井穣)。確かにそうだなと素直に書き始めました。とはいえ、3か月以上悩みました。