風穴をあけろ!50歳まだヒットを狙うミュージシャンの軌跡⑰サービス精神と反骨精神(5話) SEiZI/晴志
さて、前回の続き。
転校2日目の先生の仕打ちはトラウマにはなったものの、そんなもんでへこたれる俺ではなかった。
前回と同じ、また1から登ってゆくのさ。
親父は戦後満州から引き上げてきた家族の長男で、当時貧しくて、大学にも行くことができず、家族のために働くことを優先させ、電電公社に入社。
自分が働いて学費を稼ぎ、自分の弟を金沢大学に通わせた、そんな「根性」の人だ。
そんな親父だったので、とにかく勉強には厳しかったし、スポーツや勝負事も絶対に自分に負けるな!!と、わりと何事