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Vol.2 終活に含まれるもの

自分に関わる全てのこと

さて終活に含まれるものとはなんでしょう
「自分に関わる全てのこと」と言っても簡単には出てこないので、ネットで調べたことを参考に思いつくままに挙げてみます。

  • 生前整理

  • エンディングノートの作成

  • 遺言書の作成

  • 葬儀の準備

  • 介護施設の見学

  • 相続対策

  • 自分の資産の整理

  • 自分の希望を家族に伝える

なるほど具体的に挙げてみると、山ほどやることがありそうです。

さて、自分の終活の方向性が決まったら、次は具体的に何をすればいいのかを考えましょう。
例えば、生前整理をするなら、まず自分の持ち物を全部出してみましょう。
そして不要なものを捨てたり、人にあげたりリサイクルに出したりします。
エンディングノートの作成をするなら、自分の希望や考えを書き留めてみましょう。(エンディングノートについては、別の項目で触れていますので、そちらをご覧ください。)
遺言書の作成をするなら、自分の財産を誰にどのように相続させたいかを決めましょう。
ただし遺言書は法律で決まった手続きがあるので、専門家に相談するのが良いでしょう。
葬儀の準備をするなら、自分の希望に合った葬儀をするために、葬儀社を探したり、生前相談をして見積もりを取ったりしましょう。
地元で古くからのお付き合いのある葬儀社ならば、地域の事情もよく分かっているので安心だといえます。
介護施設の見学をするなら、自分の希望に合った介護施設を探して、見学に行きましょう。
遺言書にも通じるところがありますが、相続対策をするのであれば、自分の財産をどのように相続させたいかを決め、相続税対策をしましょう。
自分の資産の整理をするなら、自分の資産を把握し、管理方法を考えましょう。
自分の希望を家族に伝えるなら、自分の考えを正直に家族に話して、理解してもらいましょう。

そして「終活は、一人で行う必要はありません。」ともありました。
家族や終活アドバイザー、弁護士、税理士などの専門家に相談することもできます。
と、どうやらここまでが終活のザックリした範囲のようです。

自分がいなくなった後の世界を想像する

想像してみてください。
この瞬間に自分がいなくなってしまったとしたら、何が起こるでしょう。
そして誰が困るでしょう。
銀行口座の暗証番号は、自分以外に誰が知っているでしょうか。
住んでいる家の登記簿謄本はどこに保管してあるか、家族は知っているでしょうか。
車のローンの引き落とし口座とローンの残高はいくら残っているか、自分以外に分かる人はいますか?

なにもしないままだと、残された家族が困るのは想像できますよね。
であれば、なにをしておけば困らないかなと考えるのはいかがでしょう。
もしくは自分を振り返って「これを残しておいて欲しかった」と思ったものは、なんだったでしょう。
心も身体も脳みそも元気なうちに想像力をフル活用して自分がいなくなった後の世界を描いてみましょう。
そして「あったらいいな」をリストにしてみるのも良いアイデアだと思いますよ。

残せるもの、残せないものを選別する

まず自分の考えを基にして家族に「残したいもの、残したくないもの」を選別してみましょう。
その時には、ぜひとも家族みんなで話し合いながら決めましょう。
すると「残したいもの、残したくないもの」が「残せるもの、残せないもの」に変化することがあります。
例えば「残したいもの」の代表は「お金」です。でも相続する遺産の金額が大きいほど「残せるもの」が少なくなってしまうことがあります。
その場合、例えば生前贈与として生きている間に少しずつお金を移していくと「残したいもの」を「思った通りの残せるもの」に変えることができたりします。

また写真の扱いは家族との意見が分かれやすいものだったりします。
自分としては「残しておいてほしいもの」でしょう。
が、家族にとっては「残したいもの」ではあるものの場所を取るのは厳しいので「残せない」場合もあります。
しかしながら最近ではアルバムそのものをデジタルデータにすることで場所を取ることもありませんし、クラウドサービスを利用すれば遠方の家族とも共有することが容易になりました。すると「残したいけれど残せないもの」が「残せるもの」へと変わりました。
様々なケースがありますが、立場が違えばそれぞれに「残したいもの、残したくないもの」「残せるもの、残せないもの」「残してほしいもの、残してほしくないもの」があります。
それらを整理することも終活と言えるでしょう。

人生の整理整頓を終活として位置付けるのはどうでしょう。
案外たのしいものかもしれません。
片っ端から片づけてみませんか。

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