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今、就活中の人、これから働く人へ。僕が伝えたかったこと。

今、コロナウイルスの関係で多くの方が集まるイベントやセミナーが中止になっています。私も予定しておりましたセミナー(就職&働くこと)が中止&縮小になってしまい…。そこで、簡単ではありますが、メールで受けた質問や小規模開催した際の質問内容から記事を書いてみようと思いました。

僕は、一般的な大学(地方の大学)を卒業して、縁があって、都内の広告代理店に就職することができました。就職後、上司・先輩・後輩、取引先に恵まれ、自分が思った以上の業績・結果を収めることができました。それだけではなく、特別な措置をとってもらい役職まで付けてもらい、30歳で部長級の職をもらいました。しかも、その一年後に会社を辞めてしまうというワガママぶり。本当に今、考えると、多くの人に迷惑を掛けたなと、恥ずかしい想いになることはあります。ただ、いろいろと反省はしていますが、後悔は全くしていません。今、自分なりには苦労しながら、もがいてはいますが、自分自身が持つ夢や目標に向かって一日、一日進んでいる感じはします。(※実際に進んでいるのか、近づいているのか、よくわかりませんが笑)

僕は、ソフトバンクの孫さんや、ライブドアの創業者である堀江さんみたいに、凄い人間ではありません。あんな凄い人たちは、ちっと変わっているし、一般人ではないので、目指したり、目標にしたりする必要はありません。手を伸ばせば、「届くか届かないか」くらいの人がちょうど良い目標になります。そういった人が、どういう事を考えて働いているのか、何を考えて日々過ごしているのかを参考にした方がよっぽど、為になります。そういった意味では、まずは、僕くらいがちょうど良い目標かと思います。(※すぐに抜かされちゃうかもですが。)

ということで、ちょっと僕の話を騙されたと思って聞いてほしいです。

就職活動をしている皆さんへ、今年の4月から働く皆さんへ 
~「今、私、ハッピーですよ。」と言うための仕事のポイント~

某都内大学での就職セミナーでこんな質問がありました。

Q:「今、中山さんは、世の中で言うと成功している人だと思いますが、成功する為に、学生の時とかから大きな目標を立てて、逆算して、今日は何をするとかそういう事を考えてきたのですか?」

A:「そんなこと、一度もしたことはありません。」ここでは一言一句の細かな回答は省略しますが、この回答の真意は、僕が大切にしていることでもあるのですが、まず、僕は、ソフトバンクの孫さんみたいになれないし、目指していない(大変失礼な言い方で、ごめんなさい。)という事を前提で話しています。
その上で、伝えたかったのは、そんな先の事まで考えても仕方がないという事です。

未来を見て生きるのではなく、今を一生懸命に生きろ。

みんなが、少し先の未来を予測できる能力を持っているなら良いですが、そんな人はいません。未来から戻ってきた人以外は、未来の事はわかりようが無いのです。

なので、未来を予測して、そこから逆算して今、何をやるのかを考えるという事は、全く意味がないとは言いませんが、宝くじを買うのと等しいくらい、当たらない可能性が高いのでやめた方が良いと思います。

では、何をするのか?それは、今、この瞬間を必死に生きるという事です。
我々がわかるのは、今、この瞬間を正確に捉える事ができるという事です。過去の出来事(特に、他人のエピソード)は、人の記憶というのは曖昧で、様々な解釈があり、真実とは異なる可能性が高いため、参考にしても良いが、信じるのはやめた方が良いです。

もっと日々のレベルで話すと、仕事で企画書を書いたり、営業活動したり、就職活動でエントリーシートを書いたりしますよね?その時に、「あのクライアントは○○だから○○だ」と上司や先輩に言われたり、就活では「過去の傾向と対策から○○すべきです」とかありますよね?
それら、全て、私からしたら宝くじと同じくらい当たらないという事です。

なぜか?それは、条件が全く違うからです。
なぜなら、上司が営業活動を営業マンとしてやっていたのはいつですか?
就活アドバイザーが、就職活動したのはいつですか?
クライアントの担当者も同じ人ですか?
就職する先の人事部の方が、本当に会社の採用人材を全て決めれるんですか?
日本の経済状況や消費者の購買行動は一緒ですか?
世界経済の状況は同じですか?

全て不確定要素だし、条件が、過去と全く一緒という事は絶対にありえません。だから、宝くじを買うのと等しいという事なのです。

では、話を戻しますが、何をすれば良いのですか?という問いになりますよね。

「一生懸命、今を生きるのです。」上司からお茶やコーヒーを出してくれと言われたら120%の力でお茶やコーヒーを出すのです。120%でお茶やコーヒーを出す?!意味不明ですか。
お茶やコーヒーを出すと言っても、いろんな工夫の仕方がありますよね。例えば、あの上司は、ビターなコーヒーよりもあっさりしたコーヒーが好きだ。とか。あの人はブラック派だから、ミルクと砂糖はいらない。とか、今日のお客様は、女性なので、ハーブ系の紅茶を出したら喜ぶかな?とかそういう事を120%の力で考えるのです。本気で考えるのです。

そうすると、「気がきくね」「ありがとう」と言ってもらえます。そう言われると人は頑張る事ができ、継続します。継続すると、上司やお客様と距離が近くなり、ふとしたチャンス(別の事を頼まれる事)が舞い込んできます。その時も同じように頼まれた事を120%頑張るのです。
120%頑張れば、良い結果であろうと悪い結果であろうと、あなたに何かを頼んだ人は、「あいつはよく頑張っている」と言ってくれます。
そうすると、今度は、全然知らない人から、相談が来ます。そしたら、また120%で頑張るのです。
それを重ねると、どこかで上手くいく(実績が上がる)時があります。1回だけ上手くいけば良いのです。我々は、天才ではありませんので、毎回毎回成功しなくて大丈夫です。10回もチャンスがあれば1回くらい当たります笑。
そうすると、次に何が起こるか?「あいつは優秀だ」と上手くいった案件を一緒にした人が言ってくれます。
もうここまで来れば大丈夫です!

その時、皆さんの顔は、自信に満ち溢れた顔になり、俺(私)が、この会社を引っ張ってるんです!という事を心の中でこっそり思うでしょう。

次に、就職活動で「今を生きる。」というのは、どういう意味かというと、過去の実績とかを気にする必要は全くないということです。例えば、大学受験を頑張らず、人に自慢するような大学ではない。とか、過去にこんなに部活動を頑張りました。とか、バイトリーダーをやってました。とかとか、エントリーシートには、そういう事を書く欄がありますよね?それを過去の自分を思い出して書きますよね?別の視点で言うと、過去に頑張ってこなかったので、何を書いて良いかわからない。または、書けることがないと言う人がいます。

そもそも、その考え方が間違っています。何度も言いますが、今を一生懸命生きること一番大切なのです。それだけで十分なのです。

なぜ、間違っているのか?みなさんが、希望する会社と面接したり、会ったりするのは、いつですか?今ですよね。(まあ、厳密にいうと少し未来かもですが…)なので、過去の自分が面接する訳ではありません。今のあなたと面接するのです。だから、今の気持ちが一番大切なのです。過去に、部活を一生懸命、頑張らなかった。でも、今は頑張ってみたいことは本当にないのですか?今(ちょっと先の未来)、頑張りたいことをエントリーシートに書けばいいのです。面接官に想いを伝えればいいのです。

何度も言いますが、エントリーシートを書いてる瞬間、面接をしている瞬間は、過去のあなたを見る為ではなくて、今のあなたを見る為に行っているのです。

仮に、あなたのエントリーシートや面接が、今を生きることを一生懸命、語っていたのにも関わらず、落ちたらとしたら、そんな会社に、未来はありません。学歴を重視し、過去の実績に注目をし、それを評価するのであれば、その会社は、新たな挑戦もせず、過去の貯金を切り崩し、過去の産業から脱却できずに悩んでいる会社です。近い将来、淘汰されるでしょう。むしろ、そんな会社に入社しなくて正解だと思います。皆さんの方からお断りするくらいでちょうど良いと思います。

今を一生懸命に生きている人であれば、必ず、皆さんに相応しい会社と巡り合うことができると思います。

仮に、就職活動が、自分が希望する会社に入社することができなかったとしても、必ずチャンスはきます。必ず、巡り合うことができます。それを信じて、今を一生懸命、120%で生きてください

その時、皆さんに僕が質問しますね。
今はハッピーですか?と。

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