偶発的な派閥闘争、その端緒

食パンを口にくわえた女子高生が走っている。
「いっけなーい、遅刻遅刻!」
曲がり角にさしかかった瞬間。
合気道の達人が現れた。
ぶつかると思って女子高生が体勢を崩す。
達人が手を添えると、くるりと回り着地する。
放り上げられた食パンを落とさずにキャッチした達人が言う
「朝は米食え、米」

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