メディアの偏向報道の理由:客商売だから

メディアの報道が偏るのは、お客様の満足度を高めるためではないか。

メディアは基本的に営利企業である。
お金になる様な仕事をしないと、その企業は潰れてしまう。
だからメディアはお金を出して貰える様な報道に偏る。

メディアの首根っこを掴んでいるのは、メディアにお金を出す一般の人達である。
メディアは一般の人達の中でも、自分達にお金を出してくれる人達にできるだけ刺さるような報道をする。
そうしないとお金が手に入らない。
社員が生活出来なくなる。
生活のために。

また、まんべんなく攻撃するような報道をしていると、色々な方面から嫌われてお客さんが離れる。
だから各メディアごとに「主に攻撃する対象」と「あまり攻撃しない対象」をぼんやり定めて、それぞれのメディアの味にしている。

もし、真のジャーナリズムに目覚めた社員が現れてしまったら、それは企業経営に悪い影響を及ぼす。
メディアを見ている人達は、耳に痛いジャーナリズムにお金を出しているのではなく、自分達には実害のない情報刺激を求めている。
真のジャーナリズムに目覚めた社員は、お客様の機嫌を損ねて、企業からお客様が離れる要因になってしまう。

それはいけない。
社員の生活がかかっている。
だから真のジャーナリズムに目覚めた社員には去ってもらうしかない。
生活のため。

「メディアは偏向報道をやめよ!」という人は、メディアにとってはクレーマーである。
お客様に合わせた報道を提供しているのに、それを辞めたらお客様が離れてしまう。
金も出さないクレーマーの言うことを聞いていたら、お金を出してくれるお客様が離れてしまう。
だからお客様に合わせた偏向報道をやめる理由がない。
全てはお客様のため。
社員の生活のため。

メディアが営利企業である限り、こういう具合なのではないか? 
ということをつらつら考えた。

なので、国葬とか旧統一教会の話は、それで人生に刺激を受けて盛り上がり、注意を向ける(=お金を発生させる)人達がいる限り、メディアは続ける気がする。
メディアにとっては良い飯の種だろうから。

彼らはあくまで営利企業の一員でしかないのだから、生活のためにそうするだろう。


もし真のジャーナリズムを実現するメディアを求めるのであれば、自分達に不利な報道がされようともそのメディアを維持するためにお金を出し続ける、というお客様が必要。

不利な報道をされて、仕事を失っても、それでもジャーナリズムを実現する企業のためにお金を出し続けるお客様が必要。

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