クルマでまるっと欧州一周30日【Day-3 ①】
8/29/2015 Mon't Saint-Michel-Valençay モン・サン=ミッシェル探訪
**憧れのモン・サン=ミッシェル **
やはりフランスの朝は遅い。桟橋手前から7時半のバスで島へ渡ったはいいが、道を上っていくとまだ門が閉まっている。開門は9時らしい。今日も380kmのドライブが控えているので可能な限り早くここを後にしたいと思っているのだがどうしようもない。
気をとりなおしてどこかで朝めしを食べようと登った道を戻るが、開いていたのはパン屋一軒だけ。オムレツで有名なラ・メール・プーラールもシャッターが下りたままだ。ホテルも宿泊客だけしか朝食サービスをしてないようで商売っ気を感じない。他に選択肢はなくパン屋でパンとコーヒーをいただいた。
日本語の看板はあるが中国語の表記が島内にまだないのは、中国人がまだ少ないのだろうか。
早く着いた者だけが独占できる風景を噛み締めながら開門を待った。私は先頭から3番目なのだが、先頭も2番目も日本人なのである。やはり真面目で特殊な人種なんだと再認識した。
いよいよ開門、素晴らしいカウンターでチケットを買い求めて中へ入る。
尖塔上には金色の天使ミカエル像が輝いている。
モン・サン=ミッシェルの成り立ちを模型で説明していた。11世紀から12世紀の形。修道院がだんだん立派になってくる頃だそうだ。ここで日本人団体旅行ご一行様が20人ほどいて、添乗員が説明をしていたのだ。ふむふむ説明を聞いていると良くわかる。よし、便乗しようとこの一群のあとを着いていきながら説明を聞いていた。しかし途中で私に気付いたのか、非常に小声になり、マイクを使って皆にイヤホンをするように促して説明が聞こえなくなった。解説があるかないかで見るものも意味があるのかないのか変わってくるんだと改めて思った。
回廊の列柱上部には当時の色彩が残る。
隠れミッキー発見
司教オベールに修道院を立てよと、夢の中で告げる大天使ミカエル。その逸話を物語るレリーフ。
修道院が監獄として使われた時代に食糧などを上にあげる滑車。大車輪の中に人が数人ラットレースのように入って廻したそうである。
尖塔のミカエル像のレプリカ。
城郭として使われたことを示す大砲跡。 10:30頃ホテルへ戻って次の目的地、ロワール地方へ出発する。
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