毎日読書など日記・2977日目

2023年11月3日金曜日・曇り・風・やや温

朝TV「きょうのわんこ」「ブギウギ」見る。『蹲る骨』(イアン・ランキン)読まず。

『私たちが孤児だったころ』(アズオ・イシグロ、入江真佐子・訳、ハヤカワepi文庫2006年2015年8刷)、「PART Ⅰ」の「2」を読む。仕事で結果を出した主人公は数年で名声を得るまでになるという話だが、仕事で成功する模様はあまり具体的には語られない。ある女性との関わりの方が印象に残るような進み方になっていくばかりで、この作品の具体的な姿はよくわからないまま時間が経過してゆく。読みやすいことは間違いなく、スムーズに63ページまで読んだ。

『ベルディード・ストリート・ステーション 上』(チャイナ・ミエヴィル、日暮雅通・訳、ハヤカワSF文庫2012年5月)、なんとか40ページまで読む。何度も挑んでの最高は10ページほどだったから、今日は進み過ぎで出来過ぎだった。知らない世界の知らない街の知らない生き物たちの物語という感じでとっつきにくくてスムーズに先に読み進むことができないのが嫌になって部屋のどこかの片隅に行って存在感が消えた本になっていた。『私たちが孤児だったころ』を読み出したら、なぜかこの本が出てきて読んでみたらなぜか読めるようになっていたという変なことになった。ただこれ以上進めるかどうか。

『風燃ゆる』(芝村凉也、角川文庫2023年10月)、200ページまで進んだがまだ半分以上残っている。芝村凉也さんのシリーズものはどれもおおよそ300ページ前後なのでまだまだ続くという印象で、これは久しぶりに大物を読んでいるという充足感が湧き起こりつつある。軽い気持ちで映画館に入ってスクリーンに向かっていたら黒澤明監督の時代劇映画『七人の侍』が始まって目が離せなくなった。そんな気持ちなった。

卓球をしない日。ちょっと足が重くなってきた。しばらく安静を保つことにする。

終わり

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