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体育会系モード

私の人生で一番ネックになったこと。それは体育会系の先輩との接し方でした。私は典型的なインドア派。そのくせ、負けず嫌いで、活発に見られたいと言う気持ちはあったので、中高大と部活動は運動部に所属してきました。

○中学生✕違和感
私は超のつくくらい田舎の中学出身で中学生になったからといって、対して小学生のときとは変わらず先輩も後輩も入学した時点でどこの誰かがわかるような面々でした。小学生の時に普通に家に遊びにいってからかいあって生活していた無邪気な関係の近所のお兄ちゃんに突然ガチガチの敬語を使わなければならなくなるのです。…そう、それが運動部との出会い。私は「敬語使えっ!」って先輩に言われて育ってきましたが、当時は、「敬語使えって怒ってくるような人に敬語で話す必要はない。そんな人に敬語使いたくない。仲良くなれない。」って思っていました。自分の方が目下の人間と言う感覚はまるでなくて、周囲の人にはうっとおしがられていたのかもしれません。私は当時の先輩とはうまく打ち解けることができず、今でも気まずい関係です。生意気なくせに手も脚もでないので、ただの付き合い悪い嫌な変なやつに写ってるんじゃないかなって思ってます。でも、敬語で話すことやさん付けで呼ぶ癖などはそこで身に付いたとも思います。後の人生には大きくか変わってきました。

○高校生✕体育会系モード発動
高校ではもう既に癖がついていました。
『先輩には敬語』
『挨拶は丁寧に』
『先輩の言ったことに取り敢えずのる』
『過剰な気づかい』
『怒ってそうな時はすみません』
『特に何されたかわかっていなくても取り敢えずのありがとうございます』
『笑いを取りに来ているときは爆笑orツッコミ』
これが自然に出るようになっていたと思います。この感じは今でも出るときは出るようになっていて、私はこれを「体育会系モード」名付けました。
目上の人や体育会系で頑張って来た人を前にしたときはこのモードが自然と発動して、先輩との関係はスムーズに進みました。運動部の中にも、特に体育会系っぽくない人にはそのモードに入らないので私の脳は勝手に人選しているんだと思います。

○大学生✕体育会系モード(ギアセカンド)
ここまで来ると本格的に使いこなし始めます。
『先輩といるときの口癖が僕やります』
『一緒にいるときやたら楽しいを連呼』
『先輩みたいになりたいですって言う』
『先輩の笑いのサイズを越えない』
『話は遮らない』
こんなことを考えながらやって来た結果、自分の性格では説明つかないことをよくやっているなって思ってしまいます。やっぱり運動部に入ると礼儀が身に付くって言われますけどそうなんですかね?

○根本は変わっていなかった私
じゃあ本心はどうなのって話なのですが、よくわからないのです。演じているの?本当に尊敬しているの?って言われるとわかりません。基本的に○○さんの言うことは全て正しい!って心から思った人はいないし、○○さんみたいになりたいって思ったこともあまりない。○○さんのこういうところは見習おうとか、○○さんの話は勉強になるって思うことはあったけど、心のそこからじゃあそのとき尊敬しているの?って聞かれるとそうじゃないような気がする。尊敬できるところもあればそうじゃないところもある、だって神様ではないんだからダメな部分もありますもんね。生意気なところはやっぱり変わっていなくて、ただただモードがクルッと変わるだけのような気がしてならない。みんなそうなのかな?体育会系モードの発現がなかったら、出会えて仲良くなれている人の数は今の半分くらいだったであろう。そう考えると恐ろしい。

中学の時の先輩には感謝しています。でも本当に敬語を使わせることで私の人生が良くなると思ってそう接してくれた人はどのくらいいるのだろうか?ただ偉そうにしたかったひとがほとんどじゃないだろうか?こんなことを考えるところが根本的には生意気野郎なんだろうなって振り替える今日この頃

最後まで読んでいただきありがとうございました。

#日記 #体育会系モード #発動 #きっかけ #出会い #コミュニケーション #尊敬 #先輩との接し方

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