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LiV 特別号! SNS編

こんにちは。Seiya Asanoです。

イケてるオトナ21人~』のこぼれ話を綴る当連載。今回はSNS編です。

この特集号での取材の多くはTwitter、そしてInstagramでのオファーになりました。

宗像市を飛び越えて全国・海外の方々にも協力を要請するにあたり、SNSの恩恵を大いに実感しました。

ふと振り返ると、僕は中学生の頃からSNSに慣れ親しんでいます。

デビューを飾った場所はペップスというガラケー用の無料HPで、自己紹介や掲示板を設置できるという仕様でした。僕らが作成した自己紹介は極めて稚拙な内容で、現在の自分が見たら必ずや画面を叩き割るでしょう。

本格的にSNSの歴史を歩んだのは高校時代です。
まずは1年生の頃、当時流行っていたデコログをスタートさせました。自身が文章で人を楽しませようとした最初の舞台です。

デフォルメされた野郎臭い男子校の日常と、剥き出しの「性春」ネタの盛り合わせで、どうしようもない代物でした。


次は皆さんお馴染み、mixiです。

「俺はここで他校のJKと出会うんだ!」


という純度100%の下心で始めたわけですが、同じような動機でミクシィを利用しているであろう奴らの醜態に圧倒され、徐々にフェードアウト。

(とはいえ格闘技関連では良い出会いも経験し、JKにも会えました。)

そこからFacebookを経てTwitterに辿りつきました。

最初は友達周辺との繋がりだけでしたが、当時ヒールとして「活躍」していたゴ〇マン君によるブラックな呟きの数々に目が離せなくなり、「面白い人」のツイートを読み漁る日々を迎えました。

その流れで、レイド〇ッ君きゃ〇ーいさん、今回登場頂いたうらんちゃん、ISOさんの存在を知ることになるのです。個人的かつ勝手な印象ですが、彼らは

「センスが良い上に面白い」

お兄さんお姉さん


なわけです。「面白い」というのは、Funny、Interesting、Cool、全てのニュアンスを込めています。

映画『Chef』で描かれたように、SNSは使い方次第で良い方向にも悪い方向にも転びます。

この四人を筆頭にあらゆる面で視野を広めてくれたり、ドープなバイブスを与えてくれる、遠い地で生活する方々を知ることが出来たのはひとえにTwitterのおかげです。(特にうらんさんは宗像市に訪れているわけで、とても不思議な縁ですよね。)

本当は4人全員に○○な映画」を伺いたかった次第ですが、人数との兼ね合いで「最近福岡にお越しになった」ISOさんうらんちゃんの二名に決定致しました。(苦渋の決断でした)

まずはISOさんについて。本誌にも掲載した通り、映画音楽ファッションアメリカ文化ローカルグルメなどとにかく趣味の幅が広い方で、それらを面白おかしくアウトプットする言葉選びとユーモアはもはや技術です。

好奇心に正直だからこその行動力であり、「興味はあるけどなんかメンドクセーな」と多々思ってしまう僕にとって見習わなければならない存在です。

ご紹介いただいたのは、1983年のThe Dead Zone。(詳しくは本編で!)

↓「ISOさん的」アメリカ旅行ガイドは必読です。めっちゃ面白いです。


次はうらんちゃん。from **OSAKA**

お姉さんと先ほど記しましたが、僕と同じ1995年生まれです。個人的ではありますが、彼女を短い言葉で表すなら

「笑っちゃうぐらい、いちいちカッコいい」

んです。ファッション、作品、言葉遣い、キャラクターなど、それら全てがカッコいいんです。とりあえず、作品をシェアさせてください。

もしも僕が、芸術やグラフィティについてもっと明るければ、このアートについてどんなに語りたかったことでしょうか。現状、

デザインされた文字の数々がね、ほら。円状に並んでんのよ。いや、ただ単にデザインされたってわけじゃなくて、ウラン式レタリングが施されててさ!いや、レタリングって言うか、それ自体がそもそもの・・・

っていうね...。目も当てられないったらありゃしねーよ。とにかく、

剣呑で、ダイナミックで、地鳴りのようなパワーを帯びてて、武者震いしてしまうんです。

そんなハーコーレディがピックアップしたのは岩井監督のスワロウテイルです。(詳しくは本編で!)


ところが、実はうらんさんにはあと二作品挙げて頂いたんです。それもキッチリと考えられた内容で、お蔵入りにするのはあまりにも

わけで、もっと言うならばこれこそが本コーナーを始動させる一番の動機でした。さてさて、さっそく紹介しましょう。

一つ目は、『渇き。』『告白』でお馴染み中島哲也監督の『下妻物語』。

W主演を務める土屋アンナ深田恭子は「カッコいい」と「カワイイ」にタイプが二極化したような2人で、両者共に壊れそうなほどに真っすぐなんです。本作は、「磁石は磁石でも、くっつき合うのはSN」であることを人間に置き換えて示した例だと言えます。

多次元的にパッケージされた映像作りの清々しさは一見の価値ありです。

うらんさんによる紹介は以下の通りです。

「下妻物語」は完全にビジュアルですね。深田恭子と土屋アンナが私と同じ年頃なのに凄まじい華やかさを演出していて、当時は小学生で深みに気付かなかったけど今になるとこの映画何もかも最高過ぎるなってなりました。
ヤンキーにもすげー憧れたしロリータにもなりたかったし。主題歌のトミーヘブンリーもこれをきっかけに知ってめちゃくちゃ好きになりました。ギャグ映画史上最も簡潔で分かりやすく可愛くてカッコいい作品です。

うん!めちゃくちゃぽい!説得力ありすぎるぐらいです。

そしてもう一つはスワロウテイルと同じ岩井監督による『リリイ・シュシュのすべて』です。

ジョージ・ルーカスのアイディアをソニーが実現させたHD24Pというカメラを使用した国内作品としては、かなり初期に部類されます。

デジタル撮影でありながら35mmフィルムの質感を生み出すことが可能になった本作ですが、その物語には険難な空気が漂っていて・・・。

うらんさんからのコメント

リリイシュシュとスワロウテイルは「もう一度見る」ことが辛くて出来ないレベルの内容なんですよね。それだけ哀しくて美しい映画で、
リリイシュシュは大学生の時に大学内のDVD貸出コーナーにあって、友達のオススメで見たんですけど長くて文字が多くて、でもとにかく当時の心境とか環境に合わさってめちゃくちゃ辛くて、心がえぐられましたね。しばらく精神的に落ち込みました。こんなに救われない物語あって良いのかよってぐらいバッドエンドでしたね。

市原隼人と蒼井優のデビュー作でもあって二人がめちゃくちゃ若かったんですよ、当時イッチーが14歳で蒼井優が16歳くらいで、キャストが皆んな透明過ぎてどんだけ繊細なのにエッジ効いてんだみたいな、映画の中の風景がとにかく綺麗で忘れられないですね。


いやあ、もう本当に有難いです。
ISOさんにしろ、うらんさんにしろ、差し出された文章を読んで最初に浮かんだ感想は

うん、やっぱり好き!

でした。

というわけで、LiV特別号~Twitter編~でした。



Seiya Asano



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