フェットチーネ
フェットチーネグミをフィットチーネグミだと思っていました。
通りでフィットチーネ感がないと思っていました。
やはりフェットチーネだったからなんですね。
言われてみれば、断然フェットチーネって感じです。
特に匂い。
フィットチーネだと思っていときには違和感しかなかった匂いが、フェットチーネだと知ってからはもうこれ以外考えられないと思えるくらいのピッタリ感。
そしてパッケージ。
どこがフェットチーネだよ、と思っていたパッケージの絵柄ですが、よくよく見たらただのフェットチーネだったんですね。
ちゃんと見ていればフェットチーネだと気づいたはずなのに、自分の観察力不足に嫌気がさします。
フェットチーネのことをフィットチーネだと思っていたせいで、僕は人生の大半を損してしまっていたと思います。
やはり幸せに生きるためには知識が大事なのです。
フェットチーネであるということを知らなかったために、僕は何度も食べてきたはずのフェットチーネグミの本当の美味しさにたどり着くことができませんでした。
毎回毎回、なんかフィットチーネ感がないなぁと思いながら食べていたため、本当の意味での美味しさを感じることができませんでした。
本当はフェットチーネなのだから、フィットチーネ感がないのは当たり前なのに。
今日気づけたから良かったものの、もしかしたら今後一生フェットチーネグミの本当の味を知らずに死んでいったかもしれません。
そう考えるとゾッとします。
本当に今日気づけて良かった。
しかし、今回のことは気づけて良かったで終わらせるにはあまりにも大きすぎる問題です。
なぜなら、他にもフェットチーネ同様のことが起こっているかもしれないからです。
生きていく上では正しい知識が欠かせません。
だからこれからもたくさんフェットチーネグミを食べて、知識を蓄えようと思います。
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