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自由律俳句の12ヶ月 〜ゆク年クる年〜

早いもので1年間続きました

「なんかお正月っぽいことをしよう」という思いつきで始まった自由律俳句の会、かきク会もなんと次回で12回目を迎えます。一年続くとは企画者側も思っていませんでした。参加していただいてるみなさま、本当にありがとうございます。

次回のかきク会では一年間を振り返りながら、年間最優秀サクを投票をもとに決定したいと思います。

候補作はそれぞれのテーマでトク選に選ばれたこちらのクたちです。
振り返ればたくさんのテーマを詠んできたものです。

候補サクはこちら

◻️1月
「そば茹でないで」と叫ぶ大晦日【2022】

わんぱくぱくぱく言ってみただけ【2023】

言って欲しいなら言わなくちゃ【言葉】

年々減っていくお雑煮の餅の数【正月】

傘さしてるのに一人だけびしょ濡れ【自由】

◻️2月
いいよいいよ粉のままでいて【雪】

ぷちぷちと呼んでいたあのお菓子の本名はまだ知らない【お菓子】

しらふでいってよ【恋】

◻️3月
もたれた背中をまだ覚えてる【酒】

煤かおるライトダウンに穴みっけ【旅】

似合わないとわかっているのに、つい手に取るリップ【ピンク】

◻️4月
この傷はあのときのもの【引っ越し】

雨上がりの庭がいつもはじまりみたいで【はじまり】

輪郭のない世界に溺れたい夜がある【メガネ】

◻️5月
早朝8時、インド映画のススメ。【映画館】

ゆっくりと噛むシーンが来た【ポップコーン】

自分を成長させるための必殺技【演じる】

◻️6月
ドラマ観て二人同時に鼻すする【家族】

人の結婚式で踊り狂ってはいけない【結婚式】

出雲大社で駄目ならばもう【縁】

◻️7月
ざざっ うねうね ぎらぎら ねっとり。1日も同じじゃなかった【海】

「島ってどこさ」「ここが島さ」【島】

鴨川のある人生とそうでない人生【川】

◻️8月
黄色のセーター黒いパンプス狐と間違えられる秋【お化け】

もうダメだラーメンだ【真夜中】

先生の腹毛ばかり見る【プール】

◻️9月
三日月のほうが好きでもいいですか【月】

◻️10月
ひまそうなブタの貯金箱【小銭】

好きとの間で揺らいで推しで【推し】

◻️11月
喪服にまで肩パッド【時代】

苗字が三種類くらいだ田舎の墓は【名前】


一年間続けてきましたが、結局自由律俳句がなんたるかはわかっておりません。ただ、参加者の方々はだんだんこなれてきたような気がしています。

第12回かきク会は12月23日(土)13時からオンラインで開催予定です。
興味があるお方がいたらぜひご参加ください!
もし気になるクがあれば、コメントなどで教えてもらえればうれしいです!

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